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メキシコ中銀、余剰外貨買い入れの義務化をひとまず回避

  • 14日の下院審議予定に法案は含まれず-上院は先週可決
  • 違法な薬物取引で得られた資金が流入しかねないと中銀は懸念

メキシコ銀行(中央銀行)は、違法な薬物取引で得られた資金が中銀に流入しかねない事態をひとまず回避した。上院は先週、市中銀行が滞留させている余剰外貨の買い入れを中銀に義務付ける法案を可決したが、下院は14日に同法案の審議を行わない予定であることが明らかになった。

メキシコ中銀、市中銀行の余剰ドル買い入れ義務も-上院で法案可決

  法案可決の可能性はまだあるものの、ブルームバーグ・ニュースが確認した下院議題のコピーによると、14日の審議予定には含まれておらず、可決の公算は小さくなったもようだ。議会は15日からクリスマスの休会に入るため、法案が来年に持ち越される可能性がある。

  複数の民間銀行やメキシコで最も有力な経済団体、企業家調整評議会(CCE)は13日、法案に反対を表明し、廃案に向け中銀の立場を支持する姿勢を示した。

  法案が成立すれば、現金送金や観光収入の預け入れが余剰なドル資金として市中銀行に滞留する状況で、中銀が銀行からの外貨買い入れを強いられる可能性がある。メキシコ国内では麻薬取引からもたらされたドル紙幣が多く流通しているとされ、中銀が米国のマネーロンダリング(資金洗浄)制裁対象となる恐れがあると当局者は懸念している。

原題:Mexico Central Bank Wins Respite on Law It’s Trying to Block (2)(抜粋)

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