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ドルは104円付近、リスク選好も小動きに終始-交渉延長でポンド急伸

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=104円ちょうど付近で推移。米国の財政協議の進展期待や新型コロナワクチン接種開始などを背景にリスク選好のドル売りが重しとなる一方、米長期金利の上昇などが下支えとなり、小幅な値動きに終始した。ポンドは英国と欧州連合(EU)の通商交渉延長を受けて急伸。

  • ドル・円は午後3時19分現在、前週末比ほぼ変わらずの104円01銭。日中高値の104円12銭から103円86銭まで軟化した後は104円ちょうど前後でもみ合った
  • ポンド・ドルは0.8%高の1ポンド=1.3327ドル。早朝には一時1.3384ドルと1%以上上昇する場面も
ポンドは週明け急伸

市場関係者の見方

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • 米財政協議が少し進展しそうだとの期待もあり、リスクオン的な動きになっているが、交渉継続でポンドが買われてドルが売られた後はそこまで安心感はないということでドルも買われたりと売り買いが交錯
  • 日銀短観も予想よりは強めだったが、コロナ感染拡大が続いている状況で先行きも今の予想通りにいかない可能性があり、マーケットの反応は限定的
  • ワクチン接種開始はポジティブだが、感染も拡大していてロックダウン(都市封鎖)したりと好悪材料が混在。ドル・円は104円中心に方向感のない動きが続きそう

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • ワクチン供給が一定の下支えになることは間違いないが、すぐに効果が目に見えてくるわけではないし、景気に対する楽観的な見方というところまではいかない
  • FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えていることも方向感が出にくい要因。ただ、FOMCも金利について決定的な方向感を出すような内容にはならないだろう

背景

  • 米民主党のペロシ下院議長とムニューシン財務長官は14日に経済対策と包括的歳出法案を巡り再度協議する
    • 米議会の超党派議員グループは9080億ドルの経済対策法案を14日に公表-民主党上院議員
  • 欧州委員会のフォンデアライエン委員長とジョンソン英首相は13日、自由貿易協定(FTA)締結交渉の継続で合意
  • 米疾病対策センター(CDC)所長は13日の発表文で、新型コロナのワクチン接種が「14日にも始まる」と表明
  • 米ニューヨーク市では14日から屋内での飲食サービス提供が停止。ドイツは16日から厳格なロックダウン導入へ
  • 14日アジア時間の米株価指数先物は上昇。日経平均株価は前週末比79円高で終了
  • 米10年債利回りは時間外取引で1ベーシスポイント(bp)上昇の0.91%程度
  • 日本銀行の企業短期経済観測調査(短観)12月調査で、大企業・製造業業況判断指数(DI)はマイナス10と前回9月調査から17ポイント改善し、市場予想(マイナス15)を上回った
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