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英EU通商交渉、協議継続で浮上した合意へのシナリオ

  • 英首相と欧州委員長は13日の電話会談でさらなる継続継続を決めた
  • 双方は「公正な競争環境」と「英海域での漁業権」で妥協点を探る

英国と欧州連合(EU)の通商交渉は13日、ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長がさらなる協議継続で一転合意した。これを受け、週明け14日のアジア外為市場でポンドは上昇

  事情に詳しい関係者1人によると、両首脳の9日の夕食会でも進展が得られなかったのを受け、双方の交渉担当者は決裂に備えると同時に、それまでに却下されていた複数のアイデアを再考するのを余儀なくされた。そこから、合意につながり得る妥協案の輪郭が見え始めたという。

U.K. PM Johnson Hopes For Dinner Diplomacy To Seal In Brexit Deal

ジョンソン英首相(左)とフォンデアライエン欧州委員長(12月9日、ブリュッセル)

life: a dinner with the head of the European Commission in Brussels that could make or break a post-Brexit trade deal. Photographer: Alexandros Michailidis/Straight Out Of The Camera/Bloomberg

  最大の争点である「公正な競争環境」を巡って週末に浮上した英国の新たな提案により、事態は打開する可能性がある。協議を知る関係者3人はこう指摘した。もしそれがうまくいけば、英国はもう1つの主要な対立点である「英海域でのEU漁船の漁業権」で譲歩を引き出せるかもしれない。

「公正な競争環境」

  潜在的な妥協案は、将来的に英国がEUの基準に合わせるために環境や労働に関する規則を強化しない場合、EUが取り得る措置を中心に展開している。

  EUはこれまでの立場を軟化させている。従来は、英国がEU基準に従わなかった場合、貿易上の罰則を科すための一方的かつ自動的な措置を取る権利を要求していた。2人の当局者によると、現在は調停や紛争解決の後にのみ、こうした調整を行う案を受け入れているという。

  解決策が見え始めている兆候として、英国側は自国に適切と考える法律を制定する主権を保持する限り、こうした罰則を受け入れる準備があることを示唆している。その場合、議論は報復措置の範囲に焦点が当たることになるだろう。

  公正な競争環境を巡る問題で事態が打開すれば、最後に残る焦点は、英海域でのEU漁船の漁獲割り当てになるとみられる。交渉がその段階まで絞られれば、合意は達成可能だと当局者の1人は語った。

英EU通商交渉、今後も継続で両首脳合意-「時間切れ」迫る中で (3)

原題:
Brexit Deal Given Fresh Impetus by Leaders’ Diplomatic Push (1)(抜粋)

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