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社員移住、モーリス氏は「OK」-移住先のオフィス開設・拡張も検討

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最初は1人だけだった。それが次から次へと、ケン・モーリス氏に荷物をまとめてフロリダに移住したいと言ってきた従業員は約20人にも上った。モーリス氏の返事は「OK」だ。

  ニューヨークを拠点とする投資銀行、モーリスの会長兼最高経営責任者(CEO)を務める同氏は「われわれは人で成り立っているビジネスだ」と、ブルームバーグのインタビューで発言。「世界最高の人材を引き寄せ、やる気にさせ、引き留めたいと考えている。その人材がフロリダに行きたいと言うのなら、そこでサポートする」と続けた。

  モーリスは従業員同士が協力し、仲間意識を育み、新入社員を養成する場として本社をニューヨークに残すが、従業員の移住先でオフィスを開設したり、既存のオフィスを拡張したりすることを検討する。移住先は税金が安くて気候が温暖、地元政府が優れた事業環境を用意してくれるところだろうと、モーリス氏はみている。

モーリスの会長兼CEOのケン・モーリス氏は、新型コロナウイルスのパンデミックでウォール街は強烈な影響を受けていると話す

出典:ブルームバーグ)

  従業員の移住に協力姿勢を取る投資銀行のトップは、モーリス氏だけではないだろう。競争の激しい業界で人材を獲得し引き留めるには、高額の報酬とファーストクラスの航空券や5つ星のホテルなどの特典が欠かせなかった。今後の会社選びでは、どこで生活できるのかも大きな要因になるかもしれない。

  モーリスはいずれかのオフィスを拡張するのか、するとすればどこか決定してはいない。それは従業員の移住先次第で、多くは結局在宅勤務となるかもしれない。

  「従業員が望む場所で、業務がはかどるよう支援する」とモーリス氏は話した。

原題:
Moelis Gives His Bankers Blessing to Move Wherever They Want(抜粋)

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