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ファイザーのコロナワクチン、米FDAが緊急使用を許可

更新日時
  • 入院者と死者数が急増する米国で実用化されるコロナワクチン第1号
  • ファイザーとビオンテックのワクチン、英国が8日に接種開始済み

米食品医薬品局(FDA)は11日、米ファイザーとドイツのビオンテックが開発した新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンの緊急使用許可(EUA)を付与したとウェブサイト上で発表した。コロナ関連の入院者数と死者数が急増する米国で実用化されるコロナワクチンの第1号となる。

  接種は全米で数日以内に始まり、医療関係者のほか、長期介護施設で暮らすお年寄りらが優先される。ワクチン申請を審査するFDA生物製剤評価研究センター(CBER)のピーター・マークス所長はEUA付与決定は「科学に導かれ、入手可能な安全性と効果のデータに裏付けられている」と声明で説明。「ワクチンの既に知られる効果とその可能性は明らかに、認識されているリスクおよびその可能性を上回っている」と続けた。

  トランプ大統領はツイッターへの動画投稿で、「歴史上、最も偉大な科学的成果の一つだ」と評価し、ワクチンが多数の人々の命を救い、パンデミック(世界的大流行)を終わらせるだろうと述べた。  

UK Pfizer Vaccine

ファイザーとビオンテックが開発したワクチン

  ファイザーとビオンテックのワクチンについては英国が2日、他国に先駆けて使用を許可し、8日に接種を開始した。カナダなどでも承認されたほか、欧州連合(EU)の審査も行われている。

新型コロナワクチン、英国で市民に投与開始-欧米の先陣切る

  FDAは数週間にわたり、ホワイトハウスからEUAを迅速に付与するよう圧力を受けていた。メドウズ米大統領首席補佐官は11日、ハーンFDA長官に対し、同日中の付与がなければ辞任するよう迫ったと米紙ワシントン・ポストが事情を知る複数の関係者の話として報じた。ハーン長官はこの報道内容を「事実ではない」とする声明を出した。一方、事情に詳しい関係者1人はブルームバーグ・ニュースに対し、同日の電話会談でメドウズ氏がハーン氏に、緊急使用が近く承認されなければ職務継続が危うくなりかねないと警告したと述べた。

  FDAの諮問委員会は10日の会合で、16歳以上の人の同ワクチンの接種によってもたらされる恩恵がリスクを上回るとの結論を賛成多数で決定していた。採決結果は賛成17、反対4、棄権1だった。

ファイザーのワクチン、FDA諮問委が支持-米での実用化へ前進  

原題:Pfizer Vaccine Cleared in U.S., a Landmark in Covid-19 Fight (1)Pfizer’s Covid Vaccine Gains FDA Emergency-Use Authorization (1)Meadows Suggested Hahn’s Job in Danger Over Vaccine Approval (抜粋)

(第2、3両段落にFDAやトランプ大統領のコメントを加えて更新します)
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