米生産者物価指数、11月は伸び鈍化-価格転嫁難を反映
Jordan Yadoo
更新日時
11月の米生産者物価指数(PPI)は低調な伸びにとどまった。新型コロナウイルス流行が引き続き景気の重しになる中、価格決定力が抑制されていることが示唆された。
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今回の数字は、高失業やサプライチェーンの混乱を背景に、原材料コスト上昇分の価格転嫁が困難になっていることを示している。
食品とエネルギー、貿易サービスを除くPPIも前月比0.1%上昇。前月は0.2%上昇だった。最も変動の大きい要素を取り除いていることから、一部のエコノミストはこの指標を重視している。前年同月比では0.9%上昇。
財のコストは前月比0.4%上昇。エネルギー価格の伸び加速を反映した。労働省によれば、財コスト上昇分のほぼ半分はディーゼル燃料などエネルギー価格の上昇が占めた。食品と燃料を除くベースの財価格は0.2%上昇。
サービス価格は前月比変わらず(前月0.2%上昇)。前月までは6カ月連続で上昇していた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Prices Paid to U.S. Producers Rose at Slower Pace in November(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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