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中国、米制裁受けた政治局員を派遣-米商工会議所の年次イベントに

  • 米政府が香港巡り制裁対象とした全人代常務委の王晨副委員長が出席
  • 昨年は経済担当の胡春華副首相が参加-王氏は主に宣伝畑歩んだ人物

中国政府は在中国米商工会議所が北京で10日に開いた年次夕食会に、トランプ政権が香港の自由抑圧を巡り制裁対象とした全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の王晨副委員長を代表として出席させた。挑戦的な姿勢を示した格好で、米商工会議所に対する批判が米政界で広がる可能性もある。

  中国は昨年の夕食会に胡春華副首相を派遣するなど経済分野を担当する代表者を指名することがこれまで多かった。共産党機関紙・人民日報の編集長も務めた王氏は主に宣伝畑を歩んできた人物だ。

米政府、中国全人代常務委の副委員長14人に制裁-香港問題巡り

  在中国米商工会議所のグレッグ・ギリガン会頭は電子メールで、米中両国の当局者を対象とした制裁合戦について、政治的考慮が絡んでおり商工会議所は関与していないと説明。「われわれは米国と中国のメンバーのため商業的な架け橋となることを目指している独立した団体だ」とコメントした。

  米政権が制裁対象とする人物の米商工会議所イベントへの参加で、米国の実業界がより広範な国益を十分に守ろうとせずに中国市場へのアクセスを追求しているという批判が米政界で起きる可能性もある。

  シンクタンクの全球化智庫(CCG)の王輝耀主任は、政治局員も務める王氏は演説で制裁に触れず、演説のトーンは「全く友好的」だったとし、政治局員を派遣したことは中国がこの行事を「非常に重視していることを示している」と述べた。

原題:China Sends Sanctioned Official to AmCham Dinner in Beijing(抜粋)

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