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メキシコ中銀、市中銀行の余剰ドル買い入れ義務も-上院で法案可決

  • 違法な薬物取引で得られた資金が流入しかねないと政策担当者は懸念
  • 法案の上院での可決や世界的株安を受けメキシコ通貨ペソは一時下落

メキシコ上院は9日、市中銀行が滞留させている余剰なドル紙幣の買い入れをメキシコ銀行(中央銀行)に義務付ける法案を可決した。違法な薬物取引で得られた資金が中銀に流入しかねないと政策担当者は懸念している。

  中銀がマネーロンダリング(資金洗浄)の制裁対象となる恐れがあり、中銀の独立を脅かすと銀行協会幹部らが警告したにもかかわらず、法案は採決に持ち込まれた。ロペスオブラドール大統領は10日、下院でも可決された場合、順守する方針を示した。

  法案が成立すれば、現金送金や観光収入の預け入れが余剰なドル資金として市中銀行に滞留する状況で、中銀が銀行からの外貨買い入れを強いられる可能性がある。法案には、政府のブラックリスト対象からの買い入れ義務はないという修正が加えられた。

  メキシコ中銀は9日遅くに発表した声明で、上院議員らが中銀の意見を無視したとした上で、法案を修正しても懸念は緩和されないと指摘した。

  法案の上院での可決や世界的株安を受け、10日の外国為替市場でメキシコ通貨ペソは一時下落した。

原題:Mexico Senate Passes Bill to Make Banxico Buy Excess Dollars (2)(抜粋)

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