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EU離脱移行期の終了迫る英国、輸入需要が急増-港は混乱、大渋滞

  • 仏カレーのトラック交通量は年初来最高、渋滞回避で特設スペース
  • ホンダ英工場は14日まで操業停止、部品到着の遅れで

欧州連合(EU)離脱移行期間が終わりに近づく英国では、輸入需要が急増している。英仏海峡の主要港やそれに向かう高速道路では大規模な渋滞が発生し、ホンダの英工場は操業停止に追い込まれた。

  ホンダは10日、部品の到着が遅れているため週内は英スウィンドン工場の操業を停止すると発表した。9日から操業を停止していた。英食品小売り最大手のテスコは、主要港ドーバーでの遅れを回避するための措置を取っている。

ホンダ、14日に英工場の操業再開目指すとサプライヤーに伝達

  フランス側で英国に向かうトラックの主要出発地点であるカレー港では、トラックの交通量が年初来で最高の水準に上っていると、同港幹部が明らかにした。一方で新型コロナウイルスの影響でフェリー運航便数は減り、建設作業のため駐車スペースは限られているという。

  フランス当局は今週、大規模な交通渋滞を防ぐためカレーに向かうトラックに規制を導入。現地当局者によると、主要高速道路からトラック数百台を、特設した待機スペースに移動させた。

Truck Queues And Haulage Traffic Around Calais Port

フランス・カレー港の近くで列をなすトラック

  英国の輸入需要で交通量は増し、運転手の待ち時間は長期化している。ドーバーに向かう貨物量は11月に20%近く増えたが、12月に入っても増加が続いている。

  テスコのジョン・アラン会長はブルームバーグテレビジョンに対し、ドーバー港での遅れが懸念されるため貨物は他港に回し、食料品の在庫を積み増していると明らかにした。

  貨物量の急増はコストに影響を及ぼしつつある。英小売協会(BRC)で食品・持続可能性担当役員を務めるアンドルー・オピー氏が電子メールで発表したところによると、一部小売業者の貨物運賃は前週比で25%上昇した。

  環境に優しい使い捨ておむつやウェットティッシュを販売する企業ママ・バンブーの共同創業者ジェニー・ポッツ氏は、同社貨物のコンテナ運賃が数週間前の約2500ポンド(約35万円)から約6000ポンドに上がったと語った。同社コンテナの一つを積んだ船は、荷降ろし途中でいったん出航し後で港に戻らざるを得なかったという。

Port Of Dover As Brexit Negotiations Hit Last-Minute Bump

英ドーバー港(12月3日)

原題:Brexit Stockpiling Frenzy Fuels Chaos in Cross-Channel Trade (1)(抜粋)

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