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【債券週間展望】利回り曲線にフラット化圧力継続か、需給改善観測

12月第3週(14日-18日)の債券市場では利回り曲線にフラット(平たん)化圧力がかかり続けると予想されている。政府の追加経済対策に伴う国債増発を巡る不透明感はあるものの、年内の主な国債入札が終わり、需給改善期待が相場の支えになるとみられている。

市場参加者の見方

◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 3次補正予算に伴う国債発行計画は短期国債中心の発行になることがだいぶ織り込まれている
  • 株のワクチンラリーが一服していることが債券の支援材料で、1月8日まで超長期債の入札もなく需給的にも良い時間帯
  • 海外金利のスティープ(傾斜)化も一服しており、国内債も久しぶりにムードはフラット化方向
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.025%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 主要年限の入札はほぼ終了し、国債の大量償還月でもあり、年末までの需給環境は良好
  • 景気回復期待から上値追いに慎重な投資家が多いが、押し目買い姿勢に変わりなく底堅い相場が続こう
  • 国債増発への警戒感から利回り低下は進みづらいが、市場の不安定な動きなどから利回りが過度に上昇すれば、日本銀行は国債買い入れを増額して上昇を抑えよう
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.03%

国債入札予定

対象発行予定額
15日流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下5000億円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
16日1-3年5000億円
3-5年4200億円
5-10年4200億円

主な材料

  • 14日:日銀の企業短期経済観測調査(短観、12月調査)
  • 15日:米ニューヨーク連銀製造業景況指数(12月)
  • 16日:貿易統計(11月)
  • 16日:米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表、議長記者会見と経済予測
  • 17日:イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利を発表
  • 18日:全国消費者物価指数(CPI、11月)
  • 18日:日銀が金融政策決定会合の結果発表、黒田東彦総裁が会見
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