, コンテンツにスキップする

【欧州市況】株下落、ECBや通商交渉で銀行に売り-イタリア債上昇

10日の欧州株は下落。銀行株を中心に売りが広がった。欧州中央銀行(ECB)が新型コロナウイルス危機に対応すべく追加金融緩和を決定したほか、英国と欧州連合(EU)の通商交渉難航も地合いを冷やした。

  ストックス欧州600指数は0.4%下落。エネルギー株は原油高に連れてこの日上昇した。

  ECBは、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を5000億ユーロ(約63兆2000億円)増額し、期間は9カ月延長して最短でも2022年3月末までとした。また、少なくともコロナ禍が終息するまでは低金利を維持する意向を示した。

European banks are weighed down by dividends, low rates, Brexit woes

  欧州債はイタリア債が小幅高。ドイツ債は変わらずだった。ECBの発表した緩和策の規模は市場予想に一致した。

  イタリア債のパフォーマンスはユーロ圏の他国債を上回った。同国債利回りは総じて過去最低を更新した。

  ドイツ債はほぼ変わらず。ECBの政策判断発表後に下げたが、取引終了にかけて埋めた。短期金融市場が織り込む2021年12月のECBの利下げ幅は9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、10日の取引開始時の同10bpから縮小した。

  英国債利回り曲線は大きくブルフラット化。英国がEUと通商合意を成立することなく移行期間を終了する可能性が高まっている。短期金融市場が織り込むイングランド銀行(英中銀)の10bp利下げ時期は来年8月と、これまでの12月から早まった。

  ドイツ10年債利回りはマイナス0.6%で変わらず、フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.36%、イタリア10年債利回りは2bp下げて0.57%。

原題:European Shares Drop as Banks Lead Declines on ECB, Brexit Woes、Italy Bonds Rise After ECB Delivers; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE