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ソフトバンクG、ドアダッシュ上場で含み益1兆円強-株価19%高

更新日時
  • ドアダッシュはアプリ食事宅配サービスを展開、9日に米市場上場
  • 「ウィーワークで起こった真逆のことが今起きている」-投資家

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ソフトバンクグループ株が連騰した。同社が出資する米ドアダッシュが9日、ニューヨーク証券取引所に新規上場し、株価が大きく上昇したことでソフトバンクGの含み益は1兆円を超えた。

  10日の日本株市場でソフトバンクG株は午後に入り一段高。一時前日比19%高の8900円と3月24日(21%)以来、およそ9カ月ぶりの上昇率を記録した。終値は11%高の8306円と2000年3月以来の高値。

DoorDash Trio Worth Up to $2.8 Billion Each as IPO Soars

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  ドアダッシュはアプリを利用した食事宅配サービスを展開している。赤字企業だが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要が追い風になっている。上場初日は公開価格の102ドルに対し初値は182ドルとなり、一時195.50ドルを付けた。終値は189.51ドルと公開価格比86%高。時価総額は600億ドル(6兆2550億円)で、ソフトバンクGの含み益は112億ドルとなった。

  ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真代表取締役は、「ウィーワークで起こった真逆のことが今起きている」と指摘。ドアダッシュの成功で同様の案件が今後も控えているとの期待感があり、「投資家は孫社長の目利き力がすごいと再認識し、市場が良くなれば、収益が得られると感じている」と言う。

  また、ソフトバンクGが段階的な株式非公開化(MBO)を目指す新たな戦略を協議しているとブルームバーグが9日報じたことについて、アナリストからさまざまな見解が示された。

  シティグループ証券の鶴尾充伸アナリストはリポートで、仮に事実なら株式需給にはポジティブと指摘。「規制その他の何らかの理由でMBOが実現に至らずとも、継続的な自社株買いが実現するだけでも十分ポジティブ」との見方を示した。

  SMBC日興証券の菊池悟アナリストは、事実関係を確認していないが、「可能性はある」とした上で、MBOの際の自社株買いの価格は純資産価値(NAV)の1万4528円(10月1日時点)までは合理性があると分析した。

ソフトバンクG株の直近チャート
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