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アジア新興国の20年成長率見通し上方修正、マイナス0.4%に-ADB

  • 9月の予測はマイナス0.7%だった-21年は6.8%のプラス成長見込む
  • 地域内で見通し分かれる-東アジアはプラス、他地域はマイナス予想

アジア開発銀行(ADB)は10日、アジア新興国・地域の今年の経済縮小が従来の予想より小幅にとどまるとの見通しを示した。経済は新型コロナウイルス禍からの回復局面に入っている。

  ADBは「アジア開発見通し」の補足資料で、今年について0.4%のマイナス成長と見込んでいる。9月時点の予測はマイナス0.7%だった。2021年の見通しは6.8%のプラス成長に据え置いた。

  東アジアは今年プラス成長が見込まれるが、他地域はマイナス成長が予想されるなど、地域内で見通しが分かれている。中国の20年成長率見通しは2.1%と、9月の予想(1.8%)から引き上げられた。一方、インドはマイナス8%で、前回予測のマイナス9%からは上方修正された。来年は中国で7.7%、インドで8%の成長が見込まれる。

  インドネシアやマレーシア、フィリピンの予測が引き下げられる中で、東南アジアの今年の見通しは4.4%のマイナス成長に下方修正された。この地域はコロナの流行や封じ込めの措置が続いており、引き続き厳しい状況にあるとADBは分析した。

  ADBのチーフエコノミスト、澤田康幸氏は英語で「長引く感染拡大が主なリスクであることに変わりはない」とした上で、「途上国における安全で有効、かつタイムリーなワクチン配布は域内の経済活動再開および成長回復を支える上で不可欠になる」と指摘した。


原題:ADB Sees Shallower Asia Slump Amid Better China, India Prospects(抜粋)

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