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フェイスブックをFTCと複数の州が提訴-独占的な支配力乱用で

更新日時
  • 巨大ハイテク企業への当局提訴、1998年のマイクロソフト以来の規模
  • ワッツアップとインスタグラム買収を解消する裁判所命令を求める

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米連邦取引委員会(FTC)と複数の州は9日、独占的な地位を利用して競争を阻害したとしてフェイスブックを提訴した。米政府がこうした問題で米国の巨大ハイテク企業を提訴するのは、この2カ月足らずで2例目。

  FTCとニューヨーク州を中心とする州連合は、フェイスブックが自社の独占状態を維持するために競争を阻害したと主張。同社によるチャットアプリ「ワッツアップ」と写真共有アプリ「インスタグラム」買収を解消する裁判所命令を求めている。

  今回のケースはフェイスブックにとって創業以来最大の当局による攻勢となる。米司法省は10月、米アルファベット傘下のグーグルを反トラスト法(独占禁止法に相当)違反で提訴した。両社の訴訟は、市場独占を巡る案件としては司法省が1998年にマイクロソフトを提訴して以来の規模。ただフェイスブックがグーグルのケースと異なるのは、当局が会社分割の裁判所命令を求めている点だ。

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  9日の米株式市場でフェイスブックの株価は1.9%安で終了した。

  FTC競争局のイアン・コナー局長は「個人間のソーシャルネットワーキングは多くの米市民にとって生活の中心にある」とした上で「独占状態を確保・維持するというフェイスブックの行為は、競争で消費者が受ける恩恵を否定するものだ。革新や自由競争を育むことが可能になるようにフェイスブックの反競争的行為を巻き戻し、競争を回復することが狙いだ」と説明した。

  ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官はオンラインでの記者会見で、フェイスブックはインスタグラムやワッツアップなど自社の独占的地位の脅威となり得る企業を「膨大な資金」で買収したとし、こうした行動は「呼吸できないよう部屋の酸素をすべて抜き出すような」徹底したものだったとコメントした。

  フェイスブックはインスタグラムを2012年、ワッツアップを14年に買収している。

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原題:Facebook Sued by U.S., States Seeking Instagram-WhatsApp Breakup(抜粋)

(3段落目以降に背景や当局者のコメントを追加して更新します)
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