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【欧州市況】株は2月来の高値、イタリア5年債利回りは初のマイナス

9日の欧州株は約9カ月ぶりの高値に上昇した。投資家は欧米の景気刺激策の動向を注視している。

  ストックス欧州600指数は0.3%高。自動車銘柄を中心に上昇した。同指数は午後に入り上げ幅を縮小。米共和党のマコネル上院院内総務の発言が相場に響いた。

  マコネル氏は州政府・自治体支援と企業の免責条項を棚上げする譲歩案に民主党は「冷や水を浴びせた」上で、ムニューシン米財務長官が新たに提示した9160億ドル(約95兆4500億円)の案もはねつけたと述べた。

  欧州では、欧州連合(EU)の中期予算および新型コロナウイルスに対応した「復興基金」に反対を続けてきたポーランドとハンガリーがドイツと妥結し、行き詰まりを打開した。

The November risk-on rally is over, but cyclical outperformance continues

  欧州債はイタリア債が中期債を中心に小幅高。5年債利回りは初めて0%を下回った。欧州中央銀行(ECB)の政策判断発表を翌日に控え、周辺国債のパフォーマンスが良好だった。

  イタリア5年債利回りはマイナス0.002%。10年債利回りは0.576%とそれぞれ過去最低。ドイツ債とのイールドスプレッドは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して118bpとなった。

  ドイツ債は下げを埋める展開。短期金融市場が織り込むECBの利下げ幅は10日に1.5bp、2021年末に9bpとなっている。

  英国債はほぼ変わらず。ジョンソン英首相は9日夜に欧州委員会のフォンデアライエン委員長との夕食会に出席し、通商協議に臨む。

  ドイツ10年債利回りはマイナス0.61%で変わらず。フランス10年債利回りもマイナス0.36%で変わらず、イタリア10年債利回りは1bp下げて0.58%。

原題:European Stocks Rise to Highest Since February on Stimulus Talks、Italy’s Five-Year Yield Turns Negative; End-of-Day Curves(抜粋)

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