, コンテンツにスキップする

超長期債中心に上昇、需給改善で買い優勢-20年債入札後に一時売りも

更新日時

債券相場は30年、40年の超長期債を中心に上昇。この日に行われた20年債入札の弱めの結果を受けていったんは売られたが、超長期債の入札が来月までないことから需給改善を意識した買いが優勢となった。

  • 新発30年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.615%、新発40年債利回りは1bp低い0.655%
  • 新発10年債利回りは0.5bp低い0.01%
  • 新発20年債利回りは横ばいの0.375%
  • 長期国債先物12月物の終値は前日比3銭高の152円13銭。売り先行で始まった後、上昇に転じて一時152円16銭まで上伸。20年入札の結果発表後に売りが優勢になったが、引けにかけて再び上昇した
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 20年債入札はテールが拡大したことや応札倍率が下がったことを含めると無難からやや弱めの結果だが、急激な利回り低下を考えれば無難な結果と言ってよいのではないか
  • 20年入札結果を受けて先物は若干売られたが、相場全体への影響は大きくなかった
  • 30年債の底堅さを考えると20年債の調整余地もそれほどないだろう

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 20年債入札はやや弱めだったが、まったく調整せず入札を迎えたことを考えれば、これだけ利回りが下がった割に強い結果との評価も可能
  • 40年債が買われたのは、流動性供給入札を除くとしばらく超長期債の入札がないため純粋に需給が良いからだろう
  • 市場は欧州中央銀行(ECB)の追加緩和を織り込み過ぎており、期待外れに終われば欧州金利が反発し、日本国債の売り材料に

20年債入札

  • 最低落札価格は100円50銭、市場予想は100円55銭
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.01倍、前回3.61倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は12銭、前回7銭
  • 備考:日本債券:20年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.115%0.010%0.375%0.615%0.655%
前日比 -横ばい-0.5bp横ばい-0.5bp-1.0bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE