債券先物は横ばい、需給引き締まり観測が支え-20年入札控え上値限定
三浦和美債券先物は横ばい圏で推移した。年末にかけて需給環境が引き締まるとの見方を背景に底堅さを維持した一方、あすの20年債入札を控えて上値は限定された。
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市場関係者の見方
SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
- 足元で増発懸念が薄れたことで、やや強気の相場展開になっている
- あすの20年債入札を通過すると、超長期ゾーンの供給が年明けまでないので買い安心感は出やすい
- ただ、11日に国債市場特別参加者会合を控えて、来週以降は再び波乱含みとなる可能性が警戒される
パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
- きのうに引き続き30年債と40年債に買いが入っている
- これまで控えていた投資家の買いが年末に向けて出てきている感がある
- 一方、20年債はあすに入札を控えて調整圧力が掛かったほか、20年債を売って40年債を買う動きもあるように見える
新発国債利回り(午後3時時点)
2年債 | 5年債 | 10年債 | 20年債 | 30年債 | 40年債 | |
-0.140% | 不成立 | 0.015% | 0.380% | 0.625% | 0.670% | |
前日比 | 横ばい | -- | 横ばい | +0.5bp | -0.5bp | -1.0bp |
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