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政府が携帯電話の広告を総点検、わかり易さ重視-囲い込み是正も

更新日時
  • 来春めどに手数料や乗り換えコストのフォローアップ調査結果を公開
  • 総務相と消費者担当相が携帯料金の引き下げで連携、「結論」求める

武田良太総務相と井上信治消費者担当相は9日の記者会見で、携帯電話料金の引き下げに向けて、両者が連携していく方針を明らかにした。井上担当相は携帯事業者の広告について、同日から総点検を行うと発表した。

  井上担当相は総点検に関連して、手数料や乗り換えコストの軽減について、フォローアップ調査の結果を来春めどに公開する考えを示した。武田総務相は大手各社の値下げについて「事業者によっては乗り換え手続きのハードルをわざと上げている例もある。改革は道半ばだ」と指摘した。2閣僚の会合は今後も不定期で開く予定。

  携帯大手ではNTTドコモがデータ容量20ギガバイト(GB)まで月額2980円の新料金プランを3日に発表。KDDIとソフトバンクも既に傘下の格安ブランドで20GBの新プランを発表しているが、主力ブランドの新たな値下げには踏み切っていない。また別ブランドや他社への乗り換えでは別途手数料や煩雑な手続きも残っていた。

  会見後、井上担当相は記者団に対し、虚偽の表示に加え、消費者のニーズに合ったわかりやすい表記になっているかどうかの観点からも新たに点検し、不適切な場合には指導を行う方針を明らかにした。

  武田総務相は、同一事業者内での変更手数料や手続きについて、年内に一定の方向を出したい考えを示した。同日午前に「Amazonプライム」とセットで月額3760円からの新プランを発表したKDDIに対して「前向きな検討ではなく結論を出して欲しい」と釘を刺し、「高いブランドに過度に囲い込むようなことを是正できるようにする」と述べた。

  KDDIは9日夕、政府からの指摘も踏まえ2021年2月以降、主力ブランドのauと格安ブランドのUQモバイル間の移行手数料などを見直すと発表。ソフトバンクも同日、傘下の「ワイモバイル」との間の乗り換え手数料を来年春から見直すと明らかにした。

(KDDIやソフトバンクの対応を追加しました。調査結果の公表時期を来春に訂正済みです)
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