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共和マコネル氏、米経済対策の譲歩案示す-交渉「妨害」と民主反発

更新日時
  • マコネル氏、免責条項と州支援の棚上げを提案
  • マコネル氏は超党派交渉参加を「拒否」とシューマー氏

米共和党のマコネル上院院内総務は8日、経済対策での合意を目指し譲歩案を示した。同氏は自身が最重要視する免責条項を包括案から外す代わりに、民主党が求める州支援の除外を提案した。

  民主党は新型コロナウイルス関連の賠償請求訴訟から企業を守る免責条項に反対してきた。一方、共和党は民主党が求める州・地方自治体支援を、救済措置と批判していた。

  マコネル氏は記者会見で、これら2つの問題を棚上げにして、中小企業支援と失業保険の拡充、ワクチン配布などのコロナ対策費に重点を置くべきだと発言。「経済対策を成立させずに会期を終えられないと、私だけでなく両党の全議員が考えていると思う。米国はこれを必要としている」と訴えた。

  しかし民主党のシューマー上院院内総務は、州・自治体支援を除外すれば、警官や消防士などレイオフに直面している多数の勤労者らが打撃を受けると主張。妥協案に取り組んでいる超党派議員グループの足をすくったとマコネル氏を批判した。

  シューマー氏は別個に開いた記者会見で、「マコネル氏は超党派交渉への参加を拒否している」とした上で、「現在マコネル氏は、自身の党派的な思想に固執した取り組みが好意的に受け止められていないため、超党派による誠実な交渉を妨害している」と指摘した。

  ペロシ下院議長も譲歩案を示したマコネル氏を批判。「ワクチンの配布は州が実施するため、州・自治体への資金提供はコロナ対策の柱だとわれわれは位置付けている」とし、「超党派の両院議員による交渉は順調に進展しており、マコネル氏の妨害を受けることなくさらなる前進を認められるべきだ」と語った。

  上下両院の超党派議員グループは9080億ドル(約94兆6000億円)規模の経済対策案の取りまとめ作業を続けている。民主党のペロシ議長とシューマー氏は交渉のたたき台として同案を支持している。

  また一部の超党派議員は個人への直接給付を同案に盛り込むよう求めている。事情に詳しい関係者によると、トランプ大統領は次の経済対策に個人給付を含めることを支持している。政府当局者らは共和党指導部と、1人当たり600ドル超の個人給付を盛り込むことを議論してきた。

  ペロシ議長はこの日、経済対策案での合意について引き続き楽観していると発言。ただ、バイデン氏の大統領就任後に提案されるより大規模な案までのつなぎとみていると強調した。

Senate Majority Leader McConnell Arrives On Capitol Hill

マコネル共和党上院院内総務(7日、連邦議会で)

写真家:ドルー・アンジェラー/ゲッティ

原題:McConnell Says Relief Talks Should Drop Liability, State Aid (1)(抜粋)

Pelosi Says McConnell Is Undermining Bipartisan Relief Talks(抜粋)

(シューマー、ペロシ両氏のコメントを追加して更新します)
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