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資産運用業界の再編必至か、過去最低の手数料が来年さらに低下見通し

  • 運用会社の半数以上が手数料引き下げを計画-ブラウン・ブラザーズ
  • 平均手数料の最低更新-低コストのパッシブ運用商品の人気が背景

資産運用業界の手数料は過去最低水準にあるが、2021年はさらに低下する見通しだ。

  8日公表されたブラウン・ブラザーズ・ハリマンの調査によると、資産運用会社の半数以上が来年の手数料引き下げを計画している。モーニングスターの別のリポートによると、欧州では平均手数料が既に過去最低を記録している。低コストのパッシブ運用商品の人気が背景にある。

Price Plunge

European money managers are charging less for their funds

Source: Morningstar Inc.

Note: Data are asset-weighted averages of ongoing charges across a range of equity and fixed income funds in Europe

  モーニングスターによると、投資家が資金をアクティブ運用ファンドから安価なパッシブ運用ファンドに振り向ける中、欧州では平均手数料が13年から低下し、今では当時の3分の2程度の0.69%となっている。手数料と資産への圧力はアクティブ運用会社のさらなる痛みを意味し、業界再編を一段と促進する可能性がある。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの投資家サービス担当マネジングディレクターで米セールス責任者のショーン・マクニンチ氏は、「運用会社は真剣に自社を見つめる必要がある。中規模の運用会社は差別化と付加価値に集中する必要があるだろう」と語った。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマンは合計18兆ドル(約1874兆円)を運用する資産運用会社の幹部50人余りを調査したが、うち3分の1以上が、低価格のパッシブ運用ファンドか上場投資信託(ETF)を新たに開始する機会を探ると答えた。手数料は安くても、アクティブ運用ファンドから流出した投資家資金の一部を取り戻せる可能性がある。

原題:
Money Managers’ Record-Low Fees Are About to Sink Even Lower(抜粋)

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