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リテール投資家、もう十分もうけた-良いニュースの11月に株売り越し

新型コロナウイルスワクチンの確かなニュースが相次ぐ中で、11月は歴史的な株式相場上昇の月となったが、個人投資家は資金を引き揚げた。

  TDアメリトレードが7日明らかにしたところによると、同社の顧客は先月、株式を売り越した。S&P500種株価指数が弱気相場入りした3月を含め、10月まで8カ月は個人投資家が株式を買い越してきた。

  個人投資家は今年、3月の下落局面で買い増し10月末までで46%という値上がりの波に乗った。11月にワクチンを巡る明るいニュースが出始めるかなり前から通常の活動再開で恩恵を受ける銘柄に投資してきた。しかし11月に入ると、広範なワクチン接種がまだ何カ月も先になるとの見通しや、感染再拡大とそれに伴う制限強化が個人投資家を不安にさせたようだ。

Retail traders locked in gains as stocks hit records

  TDアメリトレードのチーフマーケットストラテジスト、JJ・キナハン氏は「ワクチンができてくるからといって、次のステップはどうなるのか、ロジスティクスはどう機能し始めるのか、人々が実際にワクチンを接種するようになるまでこの勢いを維持できるのか、多少心配があるかもしれない」と指摘した。

  売った時期にもよるが、TDアメリトレードの顧客の多くが大きな機会を逃した。売られた銘柄の中で、 11月にバンク・オブ・アメリカはほぼ19%、ウォルト・ディズニーは22%それぞれ値上がり。S&P500種は11%上昇し、過去最高値を更新した。

  しかし、2020年の目覚ましい株高ですでに証券会社に持つ口座の資金が増えている個人投資家は、最近の値上がりのペースが速過ぎ、行き過ぎだったかどうか分かるまで待たない方が落ち着くと感じるようになった。

  「3月以降、多くの投資家がかなり利益を出しており、リスクを幾分減らしたいと考える人も多いと思う」とキナハン氏は語った。

原題:
Retail Investors Pocket Gains With Eye Toward Bumpy Year-End(抜粋)

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