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英、離脱協定無効にする条項撤回も-アイルランド国境巡る合意が条件

更新日時
  • ジョンソン政権は国内市場法案の国際法違反の条項を取り下げる用意
  • FTA合意の地ならしで可能なあらゆる努力を行う姿勢を示す兆候か

ジョンソン英首相は、欧州連合(EU)と締結した離脱協定の一部を一方的に無効にする「脅し」を取り下げる用意があると英政府が7日発表した。

  英議会で審議中の「国内市場法案」は、EUと通商合意が成立しないまま離脱移行期間が終了する場合に備え、英本土と英領北アイルランドとの物品貿易に関し、離脱協定の一部を覆す権限を英政府に与える条項が含まれている。

  ブリュッセルで続けられているEUと離脱後の英国との自由貿易協定(FTA)締結交渉は重大局面に入っているが、漁業権と公平な競争条件を含む主要な問題で溝が埋まらず、決裂の可能性を巡り警戒が広がっている。

  国内市場法案のうち国際法違反とされる条項を撤回する用意があるとの英政府の発表は、FTA締結の地ならしのために可能なあらゆる努力を行う英側の姿勢を示す新たな兆候といえそうだ。

  英下院は7日、EU離脱協定に違反する部分を削除する修正を上院が先に可決した「国内市場法案」について、削除された条項を元に戻す再修正を賛成357、反対268で可決した。

  ゴーブ英内閣府担当相(国務相)は、アイルランド国境の取り決めに関する相違点の解決策を見いだすため、離脱協定の履行見直しに向けブリュッセルでEU側と協議している。

  英政府は7日の声明で、「話し合いは引き続き進展し、数日以内に最終決定が予想される」とした上で、「検討中の解決策で合意すれば」、国内市場法案の問題条項を破棄する用意があると表明した。

原題:U.K. Backs Down on Threat to Break Brexit Divorce Agreement (1)、U.K. Parliament Backs Clauses Allowing Breach of EU Agreement、U.K. PM to Allow Removal of Safety Nets in Market Bill:Telegraph

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