, コンテンツにスキップする

12月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株下落、新型コロナ感染急増で-ポンドは下げ幅縮小

  7日の米株式相場は下落。新型コロナウイルス感染が全米で広がっていることから、さらなる行動制限措置が導入されるとの警戒が強まった。

  • 米国株はS&P500とダウ平均が反落-ナスダック総合は続伸
  • 米国債は上昇、10年債利回り0.92%
  • ポンドが下げ幅縮小、英EUが交渉継続で合意-ドル104円付近
  • NY原油は4日ぶり反落、新型コロナ再拡大で需要懸念
  • NY金は反発、米経済対策で進展の兆し-英EU交渉に懸念も

  S&P500種株価指数はエネルギー株や不動産株、金融銘柄の売りに押され、最高値から反落。インテルが安い。アップルが新たな「Mac(マック)」用プロセッサーを2021年にも投入する計画だと伝わったことが響いた。オンライン取引プラットフォーム大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループは、同社のデータ保管システムで「深刻な不具合」が発生していると明らかにしたあと、売り込まれた。

  一方、ナスダック100指数は9営業日続伸と、過去1年弱で最長の連続高。ボーイングも上昇。UBSグループが同社の買いを勧めた。

  S&P500種は前週末比0.2%安の3691.96。ダウ工業株30種平均は148.47ドル(0.5%)安の30069.79ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.92%。

  米国では新型コロナによる死者数の7日間平均が、第1波のピークだった4月の水準に迫っている。カリフォルニアやニューヨーク、ペンシルベニアなどの各州では入院患者の増加も懸念されている。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、新型コロナの感染という点で、クリスマスシーズンは11月下旬の感謝祭よりも悪い状況になる恐れがあると警告した。

  一方、米共和、民主両党の交渉担当者は、包括的歳出法案と新型コロナウイルス対応の追加経済対策の両方で合意に達するのに苦慮している。両党議員は11日夜としていた法案可決期限を延長する方向だ。

  シット・フィクスト・インカム・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、ブライス・ドーティ氏は「市場は基本的に、それがまとまると想定している」と指摘。「今はいかなる後退でも市場は脆弱(ぜいじゃく)になる。法案の可決は織り込み済みだからだ」と述べた。

  外国為替市場ではポンドが下げ幅を縮小。ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長が通商交渉を巡る行き詰まり打開を目指し、数日中に対面で会談することで合意した。ドル指数は5営業ぶりの上昇。

  ポンドは対ドルで0.5%安の1ポンド=1.3380ドル。一時は1.6%下げていた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。ドルは対円では0.1%安の1ドル=104円05銭。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.2109ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は4営業日ぶりに下落。新型コロナ感染再拡大による短期的な需要リスクへの警戒が、ワクチンでの進展を巡る楽観を曇らせた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、前日比50セント(1.1%)安の1バレル=45.76ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は46セント安の48.79ドル。

  ニューヨーク金相場は反発。スポット相場はここ5営業日で4日目の上昇。ドルの伸び悩みに加え、米経済対策を巡る進展の兆しや英EU通商交渉が決裂するとの懸念が背景にある。

  ニューヨーク時間午後2時32分現在、金スポット価格は1オンス=1859.61ドル。一時は1.6%上昇する場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1.4%高の1866ドルで終了した。

原題:Stocks Drop Amid Virus Surge; Pound Trims Decline: Markets Wrap(抜粋)

GBP Pares Loss as EU, U.K. Agree to Continue Talks: Inside G-10(抜粋)

Oil Falls With Broader Market Selloff as Virus Weighs on Demand(抜粋)

Gold Advances on U.S. Stimulus Outlook, Concerns Over Brexit(抜粋)

◎欧州市況:株は下落、英・EU通商交渉懸念で-英国債は上昇

  7日の欧州株は下落。英国と欧州連合(EU)の通商交渉決裂に対する懸念が地合いを圧迫した。

  ストックス欧州600指数は0.3%安。一時は1%安まで下げた。銀行や小売り、自動車株が特に売られた。

  英国とEUの通商交渉が決定的な局面を迎える中で、英国資産が注目された。内需関連銘柄を中心とした英FTSE250指数は1.3%安。住宅建設関連などの下げが大きかった。一方、ポンドの下落が追い風になりFTSE100は0.1%高だった。

  欧州債は英国債の利回り曲線がブルフラット化。短期金融市場の動向によると、市場参加者はイングランド銀行(英中銀)による利下げ幅を2021年12月時点で10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)織り込んだ。通商交渉は7日中に決裂する可能性があるとの見解を英国側が示したことが響いた。

  英10年債は上昇。利回りは8bp低下して0.27%と、4月9日以来最大の下げ幅となった。英国はEUとの通商合意を得ずに離脱移行期間を終了するとの見方が強まっている。

  イタリア債は序盤の上げを縮小し、ブルフラット化の動きが後退した。同国財務省が4日、月内に予定していた国債入札を取りやめたほか、フィッチ・レーティングスがイタリアの格付けを据え置いたことが朝方の買いを後押しした。

  ドイツ10年債利回りは4bp下げてマイナス0.59%、フランス10年債利回りは3bp下げてマイナス0.34%、イタリア10年債利回りは2bp低下して0.61%。

原題:Gilts Bull Flatten on Brexit Impasse; End-of-Day Curves, Spreads、European Stocks Drop as Brexit Talks Concern Fuels Investor Exit(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE