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英首相と欧州委員長が対面で緊急会談へ-交渉巡り双方に悲観論

更新日時
  • 最終的な合意をまとめるための状況にはまだ至っていない-共同声明
  • 合意が成立しない可能性は十分にあると英政府高官

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ジョンソン英首相はフォンデアライエン欧州委員長との対面での緊急会談のためブリュッセルに向かう。英国の欧州連合(EU)離脱後の貿易協定を巡り、交渉が妥結に至らないのではないかとの懸念が双方で高まっている。

  7日夕に電話会談を行った両氏は共同声明で、「最終的な合意をまとめるための状況にはまだ至っていないとの意見でわれわれは一致した。公平な競争条件とガバナンス、漁業権という3つの極めて重要な問題で深刻な隔たりが残っているためだ」と説明。

  その上で、「数日中にブリュッセルで予定する対面での会談に備え、争点の概要をまとめるよう交渉担当者とチームに指示した」と記した。

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フォンデアライエン欧州委員長とジョンソン英首相

  英国は交渉が物別れの方向にある可能性を警告し、現状に厳しい見方を示した。英政府高官は交渉の雰囲気が先週悪化してから具体的な進展がなく、合意が成立しない可能性は十分にあると述べた。

  EU側も、英国のアプローチに不満が高まっているとアイルランドのコーブニー外相が警鐘を鳴らすなど悲観的だ。同相はアイルランド公共放送RTEに対し、一部の国は英国が通商合意のないままEUの単一市場と関税同盟から離脱するとの見方で「観念」しつつあり、EUの立場は緊急対策に向かい始めていると語った。

   EU当局者は9日が交渉打ち切りのタイミングになるとバルニエ首席交渉官が考えていると述べたが、10日から始まるEU首脳会議で取り上げられるとの見通しを示す外交官もいる。

  当局者によると、ジョンソン首相はドイツのメルケル首相やフランスのマクロン大統領との会談も望んでいる可能性がある。

原題:Johnson, Von der Leyen to Meet in Person to Push for Trade DealJohnson Set for Brussels Crisis Talks as Brexit Deal Hopes Fade(抜粋)

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