イラン核科学者、衛星使ったAI制御の機関銃で殺害か-メヘル通信
Arsalan Shahla、Golnar Motevalli-
AI制御の自動機関銃がテヘラン東の道路で照準を合わせ発砲した
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13発発射されたが非常に正確に狙いを定めており、妻はけがを免れた

イランの核開発で中心的な役割を果たしたとされるモフセン・ファクリザデ氏の暗殺が、衛星を使ってコントロールされた自動機関銃によって実行されたと同国のメヘル通信が6日伝えた。
ファクリザデ氏は、自動車に仕掛けられた爆弾と銃撃によりテヘラン郊外で11月27日に殺害された。メヘル通信が革命防衛隊のファダビ副司令官からの情報を引用したところでは、人工知能(AI)制御の機関銃が、テヘラン東の幹線道路でファクリザデ氏に照準を合わせ発砲したという。
ファダビ副司令官がメヘル通信に語ったところでは、銃弾は13発発射されたが、非常に正確に狙いを定めており、数インチの距離に座っていた妻はけがを免れた。
イランでの核科学者殺害は、ファクリザデ氏が2010年以降5人目となる。同国はイスラエルが関与した兆候があるとして報復を示唆。イスラエル側から反応はないが、ネタニヤフ首相は 2018年4月時点で、ファクリザデ氏を警戒対象として名指ししていた。

モフセン・ファクリザデ氏
出典:イランリーダープレスオフィス/アナトリア通信/ゲッティイメージズ
原題:Iran Says Scientist Was Killed Using Satellite-Controlled Gun(抜粋)