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ボーイングが増資検討、787生産縮小も-6兆円超の債務圧縮に向け

  • 21年半ばまでにドリームライナーの月間生産機数を5機に減らす計画
  • 今年に入り債務610億ドルに拡大、新型コロナに伴う航空業界低迷で

米ボーイングは航空史上最悪の落ち込みで今年610億ドル(約6兆3400億円)に膨らんだ債務負担を軽減するため、増資などの方策を検討している。

  グレッグ・スミス最高財務責任者(CFO)は4日、2021年半ばまでに787ドリームライナーの月間生産機数を5機と、従来の計画から1機減らすと発表。同モデルの11月の納入実績はゼロで、1機ごとに生産面の不備の有無を調べているため12月も低調となる見込みだと語った。

Hard Times

Boeing's 787 is having one of its worst years since debuting in 2011

Source: Boeing, through Nov. 2020

  ドリームライナーの生産縮小や増資が必要になる可能性は、1年8カ月にわたり運航停止していた737MAXの復帰にもかかわらずボーイングへの圧力が続くことを浮き彫りにしている。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で航空旅行と新たな航空機の需要が損なわれたことを受け、同社は今年に入り流動性を強化するため300億ドル余りを借り入れた。

  スミスCFOはクレディ・スイス・グループの会議で、「事業への投資は継続するが、債務残高を減らす必要がある。エクイティーを含め、最も効率的な方法でそれを行うあらゆるチャンスに目を向けている」と述べた。

  4日の米株式市場でボーイング株は1.9%安で終了。ダウ工業株30種平均の構成銘柄で最大の値下がりとなった。MAXの運航再開と国内旅行が来年には急回復するとの楽観的観測を追い風に、10月末の水準から60%余り上げている。

原題:Boeing Mulls Equity Sale, Plans New Cut to Dreamliner Output (1)(抜粋)

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