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債券ほぼ横ばい、投資家の現物債買いで底堅く推移-円高も支えとの声

更新日時

債券相場はほぼ横ばい。前週末の米国市場で長期金利が上昇したことを受けて売りが先行したが、利回りの上昇で投資家の押し目買いが入り、底堅く推移した。時間外取引で米長期金利が低下したほか、為替相場が円高気味に推移したことが下支え要因になったとの声もあった。

  • 新発5年債利回りはマイナス0.11%、新発10年債利回りは0.02%、新発20年債利回りは0.39%、新発30年債利回りは0.65%といずれも前週末比横ばい
  • 新発2年債利回りは引け間際に0.5ベーシスポイント(bp)低下しマイナス0.14%
  • 長期国債先物12月物の終値は3銭安の151円97銭。前週末の米長期金利上昇の流れを引き継ぎ安く始まったが、徐々に水準を切り上げ、一時2銭安の151円98銭まで下げ幅を縮めた
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 超長期債は朝方売られたが押し目買いが入った
  • 10日の20年債入札を終えれば年内の供給はほぼなくなるので、超長期債に押し目買いが入りやすい
  • 為替が円高気味に推移していることも相場を下支えした

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 超長期債は利回りが上がると押し目買いが入っており、米国の超長期金利がスティープ(傾斜)化した割に調整圧力はかかってない
  • 前週末の米長期金利は上がり過ぎで、時間外取引で低下したことも円債相場を下支え
  • 20年債入札は現在の0.39%の利回り水準であれば国内需要を十分集めよう

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超3年以下、25年超、変動利付債。買い入れ額は各ゾーンで据え置き
  • 25年超の応札倍率は4.2倍と前回の7.46倍から低下
  • 野村証の中島氏
    • 25年超のオペは実勢よりやや弱めの結果だったが、応札倍率は前回に比べ落ち着いており、相場への影響はない
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

背景

  • 4日の米10年債利回りは前日比6bp高い0.97%程度で終了。この日の時間外取引で一時0.94%台に低下
  • 円相場は東京市場で一時1ドル=103円台に上昇

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.140%-0.110%0.020%0.390%0.650%0.700%
前週末比-0.5bp横ばい横ばい横ばい横ばい横ばい
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