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日経平均反落、ワクチン期待後退や円高懸念-情報・通信など内需安い

更新日時
  • ファイザーはワクチンの原料確保に苦戦、大阪府は外出自粛要請
  • ドル・円は一時1ドル=103円70銭台、東証1部は値下がりやや優勢

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4日の東京株式相場は日経平均株価が4日ぶり反落。新型コロナウイルスワクチンに対する過度の期待が後退、為替の円高も懸念され、情報・通信やサービス、不動産など内需関連、電機株中心に安くなった。半面、輸送用機器や鉄鋼など海外景気敏感業種は高く、TOPIXは4日続伸。

  • 日経平均株価の終値は前日比58円13銭(0.2%)安の2万6751円24銭
  • TOPIXの終値は0.69ポイント(0.04%)高の1775.94

〈きょうのポイント〉

  • ファイザー、ワクチン原料確保に苦戦-当初の出荷量目標引き下げ
  • 大阪府が外出自粛要請、独自基準で「赤信号」点灯-医療逼迫
  • きょうのドル・円相場は一時1ドル=103円70銭台、前営業日の日本株終値時点は104円45銭
  • マコネル氏、議会に的を絞った景気対策への注力訴え-妥協示唆せず

  三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「きょうの相場は強弱の両材料が出ている」と指摘。景気対策が早期にまとまる期待がマーケットにとってはプラスだとする一方、「ファイザー報道で失望感が広がっている。上値が重い」と話す。

  この日の日経平均はマイナス圏で推移し、東証1部では値下がり銘柄が値上がり銘柄をやや上回った。みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは為替について、「円高ではなく、リスクオンでユーロと新興国通貨が買われてドルと円が売られる構図」としながらも、「企業の想定レートより1割程度円高となる1ドル=100円割れまで円高が進むと企業業績に影響が出る」と言う。

  もっとも、日経平均の下げは限定的で、TOPIXは外需関連中心に続伸となった。丸三証券の服部誠専務は「ファイザーのワクチンは当初ほどの量でなくとも、今までなかったものが出てくること自体はポジティブと今のマーケットは受け止めている。ワクチン開発メーカーはほかにもあり、来年に向けて経済活動再開の方向性は変わらない」と語る。景気敏感を買う海外勢の買いが日本株を押し上げるなど株式需給は良好だとし、需給の良さは来週まで続きそうだとみていた。

  • 東証33業種では空運や不動産、情報・通信、サービス、陸運、小売が下落
  • 鉄鋼や海運、輸送用機器、精密機器、非鉄金属は上昇
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