コンテンツにスキップする

【米国市況】S&P500反落、ワクチン懸念で終盤失速-原油続伸

更新日時

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

3日の米株式相場は、S&P500種株価指数が取引終了直前に下げに転じ、最高値から反落した。新型コロナワクチンの年内供給量が、想定より少ない可能性があるとの懸念が浮上した。

  • 米国株はS&Pが小反落、ダウ平均とナスダック総合は小幅高
  • 米国債は上昇、10年債利回りは0.91%
  • ドル下落、リスク選好で-対円は103円後半
  • NY原油は続伸、段階的な減産縮小を好感-ブレント3月以来高値
  • NY金は続伸、ドル軟化で買い-米景気対策巡り乱高下も

  ファイザーが供給するワクチンは従来報じられていたより少量になることがダウ・ジョーンズ通信の報道で示唆されると、S&P500種は下落した。カリフォルニア州は救急診療の受け入れ能力が限界に達した場合、ロックダウンを実施すると伝わったことも、センチメントの悪化につながった。一方、ナスダック総合指数は終値で最高値を更新した。

  S&P500種は前日比0.1%安の3666.72。ダウ工業株30種平均は85.73ドル(0.3%)高の29969.52ドル。ナスダック総合は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.91%。

  TIAAバンクの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「短期的な押し引きが続いている」と述べた。

  日中の大半は、民主党指導部が交渉のたたき台として支持した超党派の景気対策法案に共和党の関心も集まり、年内合意成立の可能性が高まっていることが焦点となっていた。CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「市場は規模がどうあれ、経済対策に引き続き期待をかけている」と話した。  

Reversal in U.S. stock leadership points to sustained gains, Leuthold says

  外国為替市場ではドルが下落。リスク選好の動きが広がる中、ドル指数は2018年4月以来の安値を更新した。主要10通貨の中では、ポンドが大きく上昇して対ドルで1年ぶり高値を付けたが、上げ幅を縮小。欧州連合(EU)との通商交渉が打開するのか相反する見解が示されている。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ドルは対円では0.6%安の1ドル=103円84銭。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.2144ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合結果を受けて、ブレント原油先物は3月上旬以来の高値に上昇した。OPECプラスは来年1月から協調減産を段階的に縮小することで合意。従来合意より小幅な日量50万バレルの生産引き上げで妥協した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、前日比36セント(0.8%)高い1バレル=45.64ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は46セント高の48.71ドル。

  ニューヨーク金相場は3日続伸。ドルの軟調が金の買いを促した。米景気対策の規模を巡る政府・共和党と民主党の対立が解消されていないことが示唆され、近く合意がまとまるとの楽観が後退。こうした状況を背景に、金は乱高下する場面もあった。

  ニューヨーク時間午後2時45分現在、金スポット価格は前日比0.5%高い1オンス=1840ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は、前日比0.6%高の1841.10ドルで終了した。

原題:Stocks Retreat From Records Amid Vaccine Concern: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Drops; Pound Eases Off 1-Year High on Brexit: Inside G-10(抜粋)

Oil Hits 9-Month High After OPEC+ Agrees to Gradual Output Hike(抜粋)

Gold Advances on Dollar, Hopes for a U.S. Stimulus Package(抜粋)

(相場を更新し、コメントなどを追加します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE