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EU側から新たな要求と英が非難-通商交渉、土壇場で合意遠のく

更新日時
  • EU当局者は英国側の主張を否定、瀬戸際政策の可能性も指摘
  • 英首相と欧州委員長が週末に電話協議を行う可能性

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こう着状態の打開に近づいていた英国と欧州連合(EU)の通商交渉は3日、一転して合意が遠のいた。英国はEU側が突如新たな要求を持ち出したため、近く合意に至る可能性が後退したと非難した。

  ロンドンで通商交渉が精力的に進められる中、今週末に合意がまとまるとの楽観的見方が強まっていた。英国はEUが示したとする新たな要求の具体的内容は示さなかった。EU当局者は英国側の主張を否定した。

  フランスの外交官は前日、EUが交渉妥結を優先して譲歩し過ぎているとの懸念を表明していた。英当局者1人は、EUがフランス外交官のコメントを受け姿勢を硬化させたため、交渉は大きく後退したと語った。ただ、別の当局者は、合意は遠のいたものの、向こう数日中に事態が打開する可能性はなお残っていると指摘した。

  EUに近い高官は、EUを非難する英国のコメントについて、土壇場で圧力を加えようとする瀬戸際政策であるか、英国が自ら譲歩している事実を隠す狙いもあるのではないかとの疑念を示した。

  当局者の1人は、英国とEUの基本的な立場の隔たりは埋まっていなかったものの、双方が合意は近いとみていたと説明。他の当局者は、EUは新たな提案を行わなかったと語った。

  こうした状況を受け、ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長が4日ないし5日に電話協議を行う可能性が出て来た。

  EU当局者によると、交渉でEU側の代表を務めるバルニエ首席交渉官はフォンデアライエン委員長や各国大使らと協議するため、4日にロンドンを出発してブリュッセルに戻る可能性がある。

原題:British Cry Foul as Brexit Negotiations Hit Last-Minute Bump (1)(抜粋)

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