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米新規失業保険申請、ほぼ2カ月ぶりの大幅減-感謝祭で調整難も

更新日時

先週の米新規失業保険申請件数は、ほぼ2カ月ぶりの大幅減少となった。新型コロナウイルスの感染急増や新たな事業活動制限装置にもかかわらず、雇用市場の緩やかな回復が続くとの期待が広がった。

キーポイント
  • 新規失業保険申請件数(11月28日終了週)は、通常の州プログラム下で前週比7万5000件減の71万2000件
    • 3週間ぶりの減少
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は77万5000件
    • 前週は78万7000件(速報値77万8000件)に修正
  • 季節調整前ベースでは約12万2000件減少

  失業保険の継続受給者数(11月21日終了週)は前週比56万9000人減少し、552万人。市場予想の中央値は580万人だった。

Filings for U.S. initial jobless benefits fall after back-to-back gains

  先週には感謝祭が含まれる。祝祭日の前後は失業保険申請データの季節調整が困難となる傾向があるため、今回のトレンドが維持されるかどうかが重要となる。

  先週は10州・自治領を除く全てが季節調整前ベースで失業保険申請件数の減少を報告。カリフォルニアとテキサス、ミシガン、ジョージアで大きく減った。一方、イリノイやオレゴン、インディアナなどでは増加した。

  パンテオン・マクロエコノミクスのチーフエコノミスト、イアン・シェファードソン氏は「失業保険申請件数の大幅減少は、トレンドでは増えているという見方に矛盾しない。感謝祭の調整が困難なため、当社では大きな減少を見込んでいた」と指摘。同氏の予想は72万5000人だった。

  連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの継続受給者数(11月14日終了週)は、約33万9000人減少し887万人。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなど、各州が設けている通常の失業保険では対象外となる労働者に適用される。

  長期失業者向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC)を受けている人(11月14日終了週)は、わずかに増加して457万人となった。PEUCなどの延長給付プログラムに移行する人は増えているが、こうしたプログラムはコロナウイルス支援・救済・経済安全保障(CARES)法に基づき導入されたもので、年末までに失効する。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Jobless Claims Drop, Offering Ray of Hope for Labor Market(抜粋)

U.S. Weekly Jobless Claims Fell 75K to 712K; Est. 775K(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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