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ドル、複数の通貨に対し下落-対ユーロ・豪ドルなどで2年強ぶり安値

  • 対スイス・フランでは2015年以来の安値水準
  • 米低金利政策の長期化でドルの弱気サイクル入り見込む声も

ドルは12月に入り複数の通貨に対して下落し、数年ぶりの安値を付けている。

  ユーロ、オーストラリア・ドル、カナダ・ドル、韓国ウォンは、今週いずれも2年強ぶりの高値を付けたほか、スイス・フランは2015年以来の高値水準となっている。アセットマネジャーはドルのショートポジションを記録的な水準に積み上げており、さらなるドル安進行も想定される。

  米経済対策協議を巡る楽観的見方、新型コロナウイルスのワクチン実用化への期待や中国の景気回復は、世界経済の成長やドル下落を見込む賭けに拍車をかけている。ウォール街の一部の人は、米国の低金利政策が今後数年続き、ドルが弱気サイクル入りすると警告している。

  マラヤン・バンキングのシニア外為ストラテジスト、クリストファー・ウォン氏(シンガポール在勤)は、「ワクチンが近いうちに円滑に普及すれば状況を一変させる可能性がある」とし、成長回復が加速し、ドル安が定着することが見込まれると述べた。

Asset managers have boosted their short bets on the U.S. dollar to record levels

原題:
One by One, Dollar Is Dropping to Multi-Year Lows Against Peers(抜粋)

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