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NTTドコモが月額2980円の新プラン、5Gにも対応-3月開始

更新日時
  • 5分までの国内通話料は無料、海外ローミングも追加料金なし
  • 新料金発表後に楽天の株価は下落、一時前日比2.3%安に

NTTドコモは3日、データ容量20ギガバイト(GB)まで月額2980円で利用できる新料金プランの提供を来年3月に開始すると発表した。菅義偉政権による携帯電話大手への料金引き下げ要請を受けて安価な料金の発表に踏み切った。

  新プランでは4Gや次世代通信規格5Gのネットワークの利用が可能なほか、1GB当たり500円でデータ容量を追加できる。データ容量内であれば海外82カ国でもローミング料金を支払う必要はない。5分以内の国内通話料は無料で、月額1000円のかけ放題オプションも提供。ドコモ契約者であれば、新プランへの変更の手続きだけで済ませることができる。

  同社の井伊基之社長は都内で会見し、「ドコモが大きく時代を変えたと思う」と発言。「料金を下げれば通信サービスは減収となる」とし、モノのインターネット(IoT)や仮想現実(VR)など他のサービスで挽回する勢いでやるとの意気込みを示した。

  同社は、これまでの料金プランに付帯していたような家族加入や光ブロードバンドサービス加入と組み合わせた細かい割引条件を排除したほか、2年間の定期契約や解約料、契約事務手数料などもなくした。同社マーケティング部の高山賢人氏は3日の発表会見で、「白いTシャツのように余計なものが少ない」料金体系になっていると説明した。

  井伊社長は、現在提供している7GBを上限に使ったデータ量に応じて4段階に変化する従量課金のプランについても、月内に値下げを発表する考えを明らかにした。

  総務省が6月に実施した携帯料金の国際比較(世界6都市調査)で、20GBでは日本のプランが世界で最も高いと指摘されていた。競合する KDDI ソフトバンクは、それぞれ格安ブランドで20GBの新プランを発表していた。

  両社の発表後に武田良太総務相が「メインブランドの価格を下げてもらわないと、国民に実感を持ってもらえない」と発言しており、さらなる対応に圧力がかかっている。

大手各社の廉価プランとの比較
ドコモ3月から20GB上限で月額2980円
KDDI格安ブランド UQモバイルが20GBで月額3980円
ソフトバンク格安ブランドY! モバイルが20GBで月額4480円
楽天データ容量上限なしで月額2980円(1年間無料)

  ドコモによる新料金プラン発表後、携帯電話事業で競合する楽天の株価は一時前日比2.3%安の1117円まで下落した。

(情報を追加して記事を更新します)
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