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日本株小幅続伸、米経済対策期待や国内刺激策-景気敏感や陸運高い

更新日時
  • 米民主党指導部は超党派の対策案支持、2日の米S&P500種最高値
  • GoToトラベル延長の報道、ことし上昇が目立った業種は安い

3日の東京株式相場は小幅続伸。米国の追加景気対策への期待から業績不透明感が和らぎ、自動車や商社、非鉄金属、海運など海外景気敏感業種が買われた。政策期待も後押しの陸運や空運も高い。半面、ことし上昇が目立った機械などは下落し、株価指数の上値を抑えた。

  • TOPIXの終値は前日比1.28ポイント(0.1%)高の1775.25
  • 日経平均株価は8円39銭(0.03%)高の2万6809円37銭

〈きょうのポイント〉

  • 米民主党指導部、交渉のたたき台として超党派案支持-景気刺激策
  • 2日の米S&P500種株価指数は最高値-経済対策巡る楽観や原油高
  • GoToトラベル、21年6月頃まで延長する方針-朝日

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは「米国や欧州など本国市場の株高でリスク許容度が高まり、海外投資家は日本株を積極的に買っている」として、「米国で追加経済対策がまとまれば米国株市場は年内に一段高が予想される。短期過熱感を冷ましながらも、日本株の先行きは基本的に上昇トレンドが続きそう」と述べた。

  自動車や商社など景気敏感業種が指数を押し上げた。野村証券の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジストは最高値を更新した米S&P500種株価指数について、「米国では景気敏感セクターが買われている。経済の先行きを心配せず株式市場の先高観が強いときの投資対象だ。ワクチンと米景気対策への期待が重なっている」と語る。国内の観光支援策の延長観測から需要の下支えが期待された陸運や空運も高い。

  もっとも、株価急騰後とあって主要株価指数は前日終値を挟んで上下するなど、明確な方向感は乏しかった。「短期的な過熱感から国内機関投資家や個人は利益確定売りを出している。海外勢買いと国内勢売りがぶつかり、全体としては売り買いが交錯している」と、三菱モルガンの藤戸氏はみていた。業種別では精密機器やサービス、機械などことしの上昇率上位業種がさえなかった。

  • 東証33業種では海運や空運、非鉄金属、輸送用機器、陸運、卸売が上昇
  • 精密機器やゴム、サービス、医薬品、機械は下落
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