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トランプ氏の選挙結果覆す道、ほぼ閉ざされる-「詰み」でも投げず

  • トランプ氏支持の選挙人任命するよう議員に働き掛ける可能性残る
  • そうした場合でも結果覆せないだろう-オハイオ州立大フォーリー氏

トランプ米大統領が11月の選挙結果を覆す道はほぼ閉ざされた。全ての主要激戦州が結果認定を終え、大統領候補に票を投じる選挙人を選出したからだ。

  トランプ大統領は引き続き、ツイッターで根拠を示さずに投票の不正を主張しているが、選挙人の投票が今月14日に迫る中でバイデン前副大統領の当選を覆す可能性は極めて小さくなっている。

  アリゾナ、ウィスコンシン両州は11月30日、バイデン氏が勝利して再集計を求められた激戦州の中で最後に開票結果を公式に認定した。ジョージア州では再集計が行われているが、結果が覆る見込みはない。トランプ陣営はウィスコンシン州の2つの郡の再集計を求めたが、逆に票差が広がる結果となった。

President Trump Returns To White House From Camp David

トランプ大統領

  理論上は裁判所が介入する可能性は残っている。しかしこれまでトランプ大統領や同調者らが提起した訴訟のほぼ全ては、合法的に投じられた票を無効にするのに必要な証拠を示しておらず、退けられている。

  トランプ大統領は選挙結果を認めていないものの、一般調達局(GSA)がバイデン氏を大統領選の勝者と認める判断を示しており、大統領自身も各部署に対し、政権移行に協力するよう指示した。バイデン氏は閣僚の人選を進めており、1日には経済チームと共に登壇してメンバーを紹介した。

  オハイオ州立大学の選挙法プログラムディレクター、エドワード・フォーリー氏は、大統領が複数の州の共和党議員に対し、選挙結果を無視してトランプ氏に投票する選挙人を任命するよう働き掛ける最後の悪あがきをする可能性があるが、仮にそうしたとしてもバイデン氏の大統領就任を阻止できないだろうと指摘。

  「チェスで言えばチェックメイト、すなわち詰まされているものの、指そうと思えば指すことはできる。通常は詰みが分かったなら投げるものだ」と指摘した。

  結果認定の最終期限である8日までに全ての法廷闘争が決着すれば、議会は認定結果に基づいて州の選挙人を認めなければならない。しかしフォーリー氏によると、一部の州で問題が解決していなかったとしても、バイデン氏を支持する選挙人は14日に投票を行うとみられ、集計を行う来年1月6日の上下両院合同会議を開く際に、議会が集計結果を認めない理由はないという。

  しかしこうした状況にもかかわらず、トランプ大統領はなお勝利は可能だと主張しており、資金調達も続けている。トランプ陣営や大統領の支持者らは選挙結果に異議を申し立てる訴訟をなお提起しており、今後もさらに続く見通しだ。

原題:
Trump Nears ‘Checkmate’ Stage in Last-Gasp Bid to Undo Election(抜粋)

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