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ECBレーン氏、3月決定直後に欧米銀などに11回電話-対話戦略に不安

  • ゴールドマンやJPモルガン、ブラックロック、ドイツ銀などに電話
  • 公開情報にしか言及せず、事前の政策決定だけに話が集中と報道官

欧州中央銀行 (ECB)のチーフエコノミスト、レーン理事が3月の金融政策決定直後に銀行や投資会社と相次いで電話で話していたことが明らかになった。追加緩和に関する重要決定が見込まれる10日の政策委員会を控えて、ECBのコミュニケーション戦略を巡る不安が再燃する恐れがある。

  ECBのラガルド総裁が3月12日の政策決定後の会見で、スプレッド(利回り格差)を埋めるためにECBが存在するわけではないと述べ、イタリアの債券市場を支える用意がないと示唆し、これを受け株式と債券相場が下落した。

  新型コロナウイルス感染拡大に対応する強力な政策手段として、「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」の新たな導入をECBが臨時の政策委で決定したのは、その6日後のことだ。

  ウェブサイト上で公開された理事らのダイアリーによれば、レーン理事は総裁発言から数時間以内に11回にわたり個別に電話をかけており、ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェース、ブラックロック、アクサ、ドイツ銀行、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が通話の相手に含まれるという。

  これらの電話については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

  ECBの報道官は、公開情報にしか言及せず、事前に発表された政策決定だけに話が集中していると説明した。

原題:ECB’s Private Calls to Investors Revive Communications Confusion(抜粋)

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