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ヘッジファンド、米長期債ショートポジション縮小ー過去最高水準から

  • 11月24日までの1週間は1-3月以来の急減ーCFTC最新データ
  • 米10年債と30年債の利回り格差は一時69bpとフラット化

ヘッジファンドが米長期債先物でショート(売り持ち)ポジションを縮小した。数週間前には過去最高水準にあったポジションの圧縮に伴い、イールドカーブは8月以来最もフラット化した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データによると、11月24日までの1週間のショートポジションは1-3月(第1四半期)以来の急減となった。その流れで米10年債と30年債の利回り格差は一時69ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、1カ月前の82bpから縮小した。ただ、その後は一部戻して1日時点で約73bp。

Positioning data shows leveraged, speculators stepping back from shorts

  トレーダーは米大統領選を前に、長期債先物でショートポジションを過去最高水準に積み上げていた。民主党が上下両院の過半数議席と大統領職を確保する確率の上昇が世論調査で示され、実現すれば、債券発行で調達した資金を財源とする大型経済対策に道を開き、米国債相場の重しとなるはずだった。しかし、民主党が上院の主導権を握る可能性が低下し、大規模な財政出動の見通しが後退した。

  また、米金融当局が債券購入プログラムで長期債の比重を高める方向に向かっているとの市場の臆測にウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの金利ストラテジスト、ザッカリー・グリフィス氏は言及。16日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後にそのような発表は恐らくないだろうとみる同氏は、投資家のポジション変更は相場上昇を想定する動きというより、恐らく「将来的な利回り上昇を見込むポジションの圧縮だろう」と分析した。

原題:
Hedge Funds Unravel Big Short in Long-Dated Treasuries (2)(抜粋)

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