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米ISM製造業景況指数、11月は低下-雇用が縮小圏に転じる

更新日時

米供給管理協会(ISM)が発表した11月の製造業総合景況指数は前月の2年ぶり高水準から低下し、活動拡大ペースの鈍化を示した。新規受注や雇用、生産の減速が響いた。

キーポイント
  • ISM製造業総合景況指数は57.5に低下
    • 前月(59.3)から1.8ポイントの低下
    • ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は58
    • 同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す
Factories lost some steam but remained healthy in November

  指数はやや失速したがこの2年間では2番目に高い水準で、新型コロナウイルス感染症(COVID19)のパンデミック(世界的大流行)前の水準も大きく上回った。新型コロナに起因する供給網の混乱や根強い不確実性があるにもかかわらず、安定的な需要と在庫水準の低さを背景に、生産活動は伸びを維持した。

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は、「企業とサプライヤーは今も平時と違う施設で操業を続けているが、労働者の欠勤、施設除菌のための短期閉鎖、一時帰休労働者の復帰や新規採用が難しい状況に直面しており、これらが製造業の潜在的成長を抑制する公算が大きい」と指摘した。

  11月の細目では、雇用が4.8ポイント下げて48.4で活動縮小に陥り、労働市場が弱まった可能性を示唆した。新規受注は65.1に低下。前月は16年ぶり高水準の67.9を付けていた。生産は2.2ポイント低下したが60.8と、なお堅調な水準にとどまった。

  入荷遅延指数は1.2ポイント上昇し61.7。需要の堅調と供給網の乱れでリードタイムが長期化していることをうかがわせた。顧客在庫指数は36.3と10年ぶりの低さで、今後数カ月における生産増加の可能性を示した。受注残は2年ぶりの高水準。

  輸出指数は57.8に上昇。2018年3月以来の高さで、海外需要の堅調を示した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Factory Gauge Eases From Two-Year High as Employment Cools(抜粋)

(統計の詳細を追加して更新します)
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