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中国の小規模銀行、資金確保に苦慮-社債デフォルト影響波及の兆し

  • 銀行間の1年物NCD利回りは3.34%-今年4月の約2倍の水準に
  • 主要なデフォルトが相次ぐ-大手銀は資金の提供に慎重姿勢

中国の銀行間市場で、規模が小さめの銀行の一部が資金を調達しにくくなっている。社債デフォルト(債務不履行)の増加による影響が金融システムに波及しつつあることをあらためて示唆している。

  中小規模の銀行にとって頼みの綱である銀行間の1年物譲渡性預金証書(NCD)利回りは11月30日に3.34%と、今年4月の約2倍に達した。中国人民銀行(中央銀行)の中期貸出制度(MLF)金利である2.95%を39ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回り、その差は2018年7月以来の大きさとなっている。

中国の社債不安で国債も値下がり-デフォルト相次ぎ国有企業巡り懸念

Interest-rate gap between one-year NCDs and MLF is widest since 2018

  中国で規模が小さめの銀行は人民銀が供給する流動性に直接アクセスできず、他行からの資金融通に頼らざるを得ない。主要な社債デフォルトが相次ぎ、国内の大手銀行は資金の提供に慎重姿勢を強めている。証券や保険会社も短期資金を確保するため、変動の大きな市場への対応を迫られている。

中国人民銀、金融緩和の出口戦略に言及-コロナ再拡大の欧米と対照的

  人民銀が新型コロナウイルスの感染拡大時に景気支援目的で導入した緊急措置を近く縮小する可能性があるとの懸念も広がっている。国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者指数(PMI)は予想を上回り、最近の経済指標もこうした動きを後押ししているように見える。人民銀の劉国強副総裁は先月、緩和策の縮小は「時間の問題であり、必要だ」と述べた。

原題:China Funding Squeeze at Small Banks Is Warning Sign for Market(抜粋)

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