コンテンツにスキップする
Photographer: GREG BAKER/AFP
cojp

高齢化進む中国、定年引き上げ目指す-国民の不満抑え改革図る共産党

  • 事務職の男性60歳、女性55歳という中国の定年は40年余り変わらず
  • 「漸進的で柔軟なアプローチ」が浮上-第一財経日報

急速な人口高齢化が進む中国は、公的年金の受給資格を得る定年退職年齢を60歳から引き上げようとしている。こうした方針への不満が広がる中で、共産党の改革実行能力が試されている。 

  共産党が11月に示した5カ年経済計画の概要には「定年引き上げ実施」の奨励が盛り込まれた。具体的な措置は来年3月に公表される予定だ。

  平均寿命が延びる中で、事務職の男性60歳、女性55歳という中国の定年は40年余り変わっていない。ドイツの保険会社アリアンツが70カ国・地域を対象にまとめた分析によると、定年の世界平均は男性62.7歳、女性61.3歳。

Aging Rapidly

People 60 and over are already 17% of China's population

Source: United Nations' 2019 global population report

  共産党の発表後、中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」には数十万人が怒りのコメントを投稿。最も多かったのが、年金の受け取り開始が遅れそうだとの定年に最も近い人々からの不満だった。若年層からは年長者の働き手が増えると就業機会が減るとの憤りが寄せられた。

  それでも中国は計画を進めるつもりだ。政府系の新聞、第一財経日報は11月30日、「定年引き上げが近づいている」とする記事を1面に掲載。当局者の話として、「漸進的で柔軟なアプローチ」が政策立案者のコンセンサスとして浮上したと報じた。当局者の氏名は明示していない。

原題:China Stirs Trouble With Plan to Hike Retirement Age From 60 (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE