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パウエルFRB議長、経済はなお不確実な状態-ワクチン進展でも

更新日時
  • ワクチンの生産・供給や効果などで大きな難題残るとパウエル議長
  • 国内外での新型コロナ感染件数の増加は懸念材料-議長

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)のワクチン開発は進展しているものの、米経済はなお打撃から回復しておらず、不確実な状態にあるとの認識を示した。

  パウエル議長は1日、新型コロナ対策に関する上院銀行委員会の公聴会で証言。「ワクチンに関する最近のニュースは中期的に極めて前向きな内容だ」としながらも、「当面は時期や生産・供給、異なる集団での効果などを巡り大きな難題と不確実性が残る」と説明した。

  議長はまた、「新型コロナ感染件数の国内外での増加は懸念材料であり、向こう数カ月に困難をもたらしかねない」と指摘した。

  パウエル議長は今月15、16両日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)でこうした懸念にどう対応するか示唆することはなかったものの、経済の回復を下支えするため、あらゆる手段を活用するつもりだとあらためて強調した。

  冒頭証言の後、シェロッド・ブラウン上院議員(民主、オハイオ州)の質問に答える形で、金融当局は必要な限り手段を活用することに引き続きコミットしていると説明。その上で、財政面での追加支援が必要との認識を示した。

  冒頭証言では経済成長と労働市場について、4-6月(第2四半期)以降に顕著に回復したとしつつ、多くの人がなお厳しい状況に置かれているとも指摘した。

  パウエル議長は「こうした前進は喜ばしいが、なお何百万人もの米国民が失業している現状を見失いはしない」と言明。また質疑応答で、多くの小規模事業者がこの冬に廃業に追い込まれるリスクがあるとも述べた。

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原題:Powell Warns of Pandemic Surge Tempering Vaccine’s Economic Hope(抜粋)

(公聴会での質疑応答などを加え、更新します)
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