OPECプラス会合を12月3日に延期、さらなる協議必要と判断
Grant Smith、Javier Blas、Salma El Wardany-
生産巡り対立-当初は12月1日に開催される予定だった
-
11月30日のOPEC会合は合意に至らないまま終了
1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。
石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の会合は2日間延期となった。11月30日のOPEC会合は合意に至らないまま終了。非産油国との会合前にコンセンサスをまとめるにはさらなる時間が必要と判断した。
OPECプラスの会合は12月1日に開催される予定だったが、ブルームバーグが確認した書簡内容によると「さらなる協議」を行えるよう3日に延期された。OPECは現行の協調減産をさらに3カ月継続するか、計画通りに増産するかどうかについて議論している。
11月30日の会合では初め、最近の原油高を維持するため協調減産を延長すべきだとの意見で、ある程度のコンセンサスが構築されつつある兆しも見られていた。ただその後、会合は異例の緊迫を見せ、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相はOPECプラスの共同閣僚監視委員会の共同議長を降りる可能性を他の閣僚らに伝えた。現状に対する不満を示すためだったとみられている。

今回の会合に先立ち、アラブ首長国連邦(UAE)と他の産油国の間に新たな亀裂が見られていた。
事情に詳しい関係者1人によると、UAEは共同閣僚監視委の共同議長のポストをオファーされたものの拒否した。
原題:OPEC+ Talks Delayed as Countries Fight Over Oil Output(抜粋)