コンテンツにスキップする

IMF、資産購入拡大や利下げ検討をECBに求める-追加緩和が必要

  • 来年第1四半期の成長、10月時の予想よりも弱い可能性が高い
  • 感染第2波考えると2021年初めまでのリスクは明らかに下向き

国際通貨基金(IMF)は、欧州中央銀行(ECB)の政策当局者に対して、悪化する景気見通しへの対応の一環として追加利下げを含むあらゆる選択肢を検討すべきだと呼び掛けた。

  新型コロナウイルス感染再拡大に伴う新たなロックダウン(都市封鎖)によって、ユーロ圏経済は再び低迷しつつある。IMFは新型コロナの状況が「著しく」変化しない限り、来年1-3月(第1四半期)の初めに景気回復があるとしても、10月時の予測より弱いものになると警告。銀行の配当や自社株買い再開は景気回復が完全に軌道に乗るまで保留するべきだということも意味すると指摘した。

ECB has relied on emergency bond purchases and long-term loans

  IMFはユーロ圏経済の年次評価で「インフレの持続的な上昇を促進するためには、追加緩和策が必要になる」と主張。「資産購入の拡大が第一の防衛線になる」とした上で、条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)の条件緩和や預金金利の引き下げを含む選択肢も検討する必要があるとの見解を示した。

  欧州連合(EU)の復興基金については、稼働が遅延すれば景気回復を損ねる恐れがあり、高い失業率は域内の潜在的な成長を妨げる「傷」となる可能性があると論じた。

  IMFは「リスクは新型コロナの動向に支配されている」と指摘、「現在も拡大している感染第2波を考えると、2021年初めまでのリスクはなお下向きであることが明らかだ」と続けた。

原題:IMF Urges ECB to Boost Asset Purchases and Consider Rate Cut(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE