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バイデン氏、国民に結束呼び掛け-コロナの「長く厳しい冬」控え

更新日時
  • 来年中にコロナ禍に打ち勝つと感謝祭前の演説で明言
  • マスク着用や社会的距離は「愛国者としての義務」

バイデン次期米大統領は感謝祭前日の25日、国民向け演説を行い、「長く厳しい冬」を前に結束を呼び掛けた。同氏は新型コロナウイルスの犠牲者に哀悼の意を表すとともに、来年中にコロナ禍に打ち勝つと明言した。

  バイデン氏はデラウェア州ウィルミントンで行った演説で、「われわれは国内で新型コロナと1年近く闘ってきた。痛みや喪失、失望に苦しんできた上に多くの命が失われた。その数は26万人に達し、さらに増え続けている」と発言した。

  その上で、「この闘いによりわれわれは分断され、怒りをかきたてられ、互いに反目した。闘いで疲労が募っていることは承知している。しかし、われわれが闘う相手は同じ国民ではなく、ウイルスであることを忘れてはならない」と呼び掛けた。

biden GETTY sub

演説したバイデン次期大統領(11月25日)

  バイデン氏は連邦政府のあらゆる権限を活用して新型コロナへの協調対応を主導すると表明する一方で、「連邦政府だけでは成し遂げられない。国民一人一人も、生活する中で感染拡大を抑制するためにできることを行う責任を負っている」と訴えた。

  具体的には、マスク着用や社会的距離の確保は「愛国者としての義務」だとして、祝日や休暇中でもこうした慣行を守るようあらためて求め、マスク着用の必要性を軽視しているトランプ大統領との立場の違いを鮮明にした。

  一方、トランプ大統領はこの日、ロシアの駐米大使との接触を巡る偽証で起訴され、2017年に有罪を認めたマイケル・フリン元大統領補佐官(国家安全保障担当)に恩赦を与えたほか、大統領選の結果を覆すよう訴えた。

  トランプ大統領はペンシルベニア州ゲティズバーグで開かれる共和党公聴会への出席を取りやめ、代わりに電話で「米国がこうした結果となったのは極めて残念であり、これを覆す必要がある」と発言した。

原題:Biden Casts Somber Tone in Thanksgiving Speech Focused on Covid(抜粋)、

Biden, Trump Deliver Starkly Contrasting Messages on Holiday Eve(抜粋)

(6段落目以降にトランプ大統領のコメントなどを追加して更新します)
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