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【米国市況】S&P500とダウ反落、成長減速を警戒-ドルが下落

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25日の米株式相場は反落。成長減速を示唆する経済指標で投資家の警戒感が高まり、ワクチン実用化の期待で火が付いたテクノロジー株から景気敏感株へのローテーションが巻き戻された。米国債は小動き。

  • 米国株は反落、景気敏感株へのローテーション巻き戻し
  • 米国債は小動き、10年債利回り0.88%
  • ドル指数が2年半ぶりの水準に低下、大半の通貨は小動き
  • NY原油が8カ月ぶり高値、ドル安や米在庫減で
  • NY金先物ほぼ変わらず、強弱材料を両にらみ

  S&P500種株価指数は過去最高値から引き返し、ダウ工業株30種平均は3万ドルを割り込んだ。一方、ハイテク株中心で構成するナスダック総合指数は小幅続伸。米市場が休場となる感謝祭を翌日に控え、売買高は落ち込んだ。この日は米経済指標の発表が集中。先週の米新規失業保険申請件数が7月以来となる2週連続の増加だった一方、10月の米耐久財受注は市場予想を上回る伸びを示すなど、内容はまちまちだった。

  S&P500種は前日比0.2%安の3629.65。ダウ平均は173.77ドル(0.6%)安の29872.47ドル。ナスダック総合は0.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りはほぼ変わらずの0.88%。

  最新の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、債券購入の戦略についてさらなるガイダンスを示すことを11月の会合で当局者が議論したことを明らかにした。ただ、市場参加者の見方を大きく変えるものではなかった。

  ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントの共同投資責任者兼ポートフォリオマネジャー、ジェフ・クリンゲルホファー氏は「市場は2つの力強い動因の板挟みになっている。つまり、パンデミック(世界的大流行)収束後の世界への楽観と、足元で爆発的な感染拡大が続いていることへの懸念だ」と指摘。「相場は不安定になる可能性があるが、ダウンサイドはワクチンによって限定されるだろう」と述べた。

  外国為替市場ではドルが大半の通貨に対し下落。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%下げ、2018年4月以来の水準となった。感謝祭を控え、大半の通貨は狭い値幅で推移した。

  ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=104円46銭。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.1917ドル。

Bloomberg Dollar Spot Index falls to lowest level since April 2018

  ニューヨーク原油先物相場は4営業日続伸し、8カ月ぶりの高値となった。ドル安のほか、米在庫の予想外の減少やワクチン開発の進展で楽観が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は80セント(1.8%)高の1バレル=45.71ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は75セント高の48.61ドル。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。金を裏付けとする上場投資信託(ETF)からの資金流出が続いていることと、新型コロナ感染拡大による成長リスクを浮き彫りにした米経済指標の両方が意識された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%未満高い1オンス=1811.20ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Slip From Records After Data Deluge: Markets Wrap(抜粋)

Dollar at 2-Year Low as Euro, Yen Ply Narrow Ranges: Inside G-10(抜粋)

Oil Surges With Weaker Dollar Compounding U.S. Supply Draw(抜粋)

Gold Steady as Traders Weigh U.S. Growth Risks and ETFs Slump(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)
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