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超長期債が下落、増発警戒感で売り優勢-来週以降の入札も重しとの声

更新日時

債券市場では超長期債が下落。きょう開催の国債市場特別参加者(プライマリーディーラー、PD)会合で超長期債の増発が示唆されるとの警戒感から売りが優勢だった。超長期ゾーンの国債入札が再来週まで続くことに向けた売りも相場の重しになったとの指摘も出ていた。

  • 新発40年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.695%、一時0.70%と2019年3月以来の高水準
  • 新発30年債利回りは0.5bp高い0.65%、一時0.655%と直近つけた昨年以来の高水準に並んだ
  • 新発10年債利回りは0.5bp高い0.02%
  • 長期国債先物12月物の終値は4銭安の152円10銭。夜間取引で堅調に推移した流れを引き継ぎ上昇して始まったが、その後は徐々に軟化し、一時152円9銭まで下げた
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 今年度第3次補正で国債増発なしがメインシナリオだが、国債市場特別参加者会合で増発が示唆される可能性がないとは言えない
  • 仮に増発された場合、日本銀行の国債買い入れ増額が最も期待しにくいのが超長期ゾーンなので、上値が重い展開
  • 仮に増発された場合でも、金利水準がすごく上がればともかく、日銀は超長期債の買い入れは増額しないだろう

BofA証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 増発対象になるとの見方に加え、来週30年債、再来週20年債の入札を控えた売りで超長期債が弱含んだ
  • 第3次補正後も市中発行のカレンダーベースの国債発行額は減らせると思うが、減らすとしたら短期国債中心か
  • 利付国債は据え置きか、やや増えるイメージで、市場は20年債と40年債が増発されることを少し織り込んでいる雰囲気

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超3年以下、5年超10年以下、10年超25年以下、物価連動債。買い入れ額はいずれも前回から据え置き
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

背景

  • 財務省は午前10時半から国債投資家懇談会、午後4時から国債市場特別参加者会合をオンラインで開催

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.155%-0.115%0.020%0.385%0.650%0.695%
前日比-0.5bp横ばい+0.5bp横ばい+0.5bp+1.0bp
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