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Photographer: Alex Kraus/Bloomberg
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世界最大級の投資家が勧める「パンデミック後」ポジションあれこれ

A glass medical vaccine vial in dry ice vapor in an arranged photograph in Wurzburg, Germany, on Wednesday, Nov. 18, 2020. Freezers required to store Covid-19 vaccines are in place at health systems that are preparing to administer the initial doses once the two leading candidates for shots receive a green light from regulators, U.S. health officials said Wednesday.
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

世界最大級の投資家の一部は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)収束を見据えたポジションを構築すべき時だとの見方を示しているが、具体的なやり方はさまざまだ。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの推奨の1つは旅行会社や航空会社、ホテルなど売り込まれた銘柄の買いだ。フィデリティ・インターナショナルのマルチアセットチームはウイルスからの打撃が大きい欧州などの地域の株式を推奨。フランクリン・テンプルトンはコロナ危機を比較的うまく切り抜けたアジアなどから離れるのは時期尚早だと論じる。

  JPモルガン・アセット・マネジメントのチーフアジア市場ストラテジスト、タイ・フイ氏は「株式のセクターローテーションが今後数カ月の投資家の議論の中心になるだろう」とし、「ワクチン開発に関する良いニュースの可能性に乗って、資産配分を多様化することを考えてよいと思う」と述べた。

  米政府のワクチン開発加速プログラムの責任者、モンセフ・スラウイ氏は22日、米国での接種が3週間未満の内に始まることを期待していると述べた。世界株の指数は米ファイザーがワクチンが90%以上の有効性を示したと発表した9日以降に4%余り上昇している。

  フィデリティ・インターナショナルのマクロおよび戦略的資産配分責任者、サルマン・アーメド氏(ロンドン在勤)は、欧州について積極的になるべき時だと言う。「ウイルスから大きな圧力を受けている国が、信頼できるワクチンによって最も恩恵を受ける。欧州はそのカテゴリーに入る」と同氏は述べた。アジアはウイルスをうまく抑え込んだことによる市場での恩恵が既に最大限に達したとの見方も示した。

  一方、フランクリン・テンプルトンの株式責任者、スティーブン・ドーバー氏は広範囲でのワクチン接種が実際に始まるには少なくとも数カ月かかると指摘し、アジア株が依然有望だとの見方を示した。「アジアは米欧がワクチンの普及を待っている間に経済が完全に機能するようになり、恩恵を受ける可能性がある」と今月のインタビューで語った。

原題:Global Fund Giants See End to Pandemic, Differ on How to Play It(抜粋)

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