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ECB作業部会、EURIBOR停止に備える選択肢検討-当面は存続

  • LIBORと異なりEURIBORは今のところ来年末以降も存続
  • 公表停止を想定し、切り替えの選択肢をワーキンググループが検討

欧州連合(EU)の金融システムを支える重要な金利指標、欧州銀行間取引金利(EURIBOR)の公表が停止される場合を想定し、移行の選択肢について欧州中央銀行(ECB)のワーキンググループが検討を進めている。

  「ユーロ・リスクフリー金利に関するワーキンググループ」は23日付のパブリックコンサルテーション(市中協議)文書で、想定元本180兆ユーロ(約2京2400兆円)相当の金融商品に連動するEURIBORの公表停止の予定は現時点でないが、移行について予備的調査を行っていることを明らかにした。

  市中協議文書は、EURIBORを利用する契約について停止後の取り扱いを顧客との間であらかじめ定めるフォールバック条項によって、「恒久的に公表が停止されるシナリオ」に対応できるとした。

  2021年末にも公表が恒久的に停止される国際的な金利指標、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)と異なり、EURIBORは今のところ来年末以降も存続する。しかし不正操作のスキャンダルで信頼が傷ついた指標金利の広範な見直しの一環として、EURIBORもいずれ停止される可能性があるとの観測が存在する。

  ECBは7月時点で、EURIBORの公表停止を含むあらゆるシナリオに金融機関は備える必要があると警告していた。


What Bloomberg Intelligence Says:

“Euribor should outlive Libor but it’s longer-term future may still be in question as the world transitions to overnight risk-free rates. The issue with Euribor is the lack of actual transactions used to calculate fixings.”

-- Tanvir Sandhu, Chief Global Derivatives Strategist

原題:ECB-Backed Body Studies Euribor Exit for $214 Trillion in Assets(抜粋)

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