米消費者信頼感指数、3カ月ぶり低水準-感染再拡大で見通し悪化
Chris Middleton
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民間調査機関のコンファレンスボードが発表した11月の米消費者信頼感指数は、3カ月ぶりの低水準となった。新型コロナウイルスの感染再拡大で景気と労働市場の見通しが悪化した。
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- 今回の信頼感低下は年末商戦の始まりに重なる。新型コロナの感染再拡大で活動制限の強化が広がる状況にあり、楽観の後退は小売り販売と採用活動が今後減速することを示唆
- コンファレンスボードの景気指数担当シニアディレクター、リン・フランコ氏:
- 「消費者は2021年にかけて景気や労働市場が勢いを増すとは見ていない」
- 「さらには新型コロナの感染再拡大で不透明性が一段と強まり、見通し不安が深まった」
詳細
- 今後数カ月間に自動車や住宅、大型家電製品など高額な買い物をする公算が大きいとの回答比率は上昇。中古住宅を買う計画だと答えた消費者の比率は2019年3月以来の高水準
- 所得増を見込むとの回答はやや増えて17.6%、今年3月以来の高さ
- 現在の事業環境は好ましいとの回答は前月の18.6%から17.6%に低下
- 仕事が見つけにくいとの回答はほぼ変わらず
- 統計表
原題:U.S. Consumer Confidence Falls as Virus Surge Damps Expectations(抜粋)
(統計の詳細を追加します)
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