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【米国市況】ダウ3万ドル台、S&P500最高値-リスク選好鮮明

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24日の米株式相場は続伸。米政権移行プロセスの開始などを受けて投資家のリスク選好が鮮明となり、ウォール街に旺盛なアニマルスピリットが戻った。ダウ工業株30種平均は初めて3万ドルの大台を突破。米国債は下落した。

  • 米国株続伸、ダウ平均が初の3万ドル台-政権移行を意識
  • 米国債は下落、10年債利回り0.88%
  • ドル下落、資源国通貨は上昇-リスク選好の流れ
  • NY原油3日続伸、3月以来の高値-米政権移行開始で
  • 金先物が続落、7月以来の安値-逃避需要が減退

  バイデン次期大統領への正式な政権移行プロセスが始動して政治面での不透明感が晴れたことから、S&P500種株価指数も過去最高値を更新した。バイデン氏が財務長官にイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長を指名すると報じられ、財政政策の行方が見極めやすくなったことも好材料。さらに、新型コロナウイルスワクチンの開発進展を受け、経済が来年に急回復するとの見方も市場の高揚感に拍車を掛けた。

  S&P500種は前日比1.6%高の3635.41。ダウ平均は454.97ドル(1.5%)高の30046.24ドル。ナスダック総合指数は1.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.88%。

Dow Jones Industrial Average closed above 30,000 for the first time

  この日は幅広いリスク資産が買いを集めた。小型株のラッセル2000指数は1.9%上昇。テスラは6%余り上昇し、時価総額が5000億ドル(約52兆2000億円)を突破した。クルーズ船運航のカーニバル、フィットネスクラブ運営のプラネット・フィットネスなども大幅高。ビットコインは1万9000ドルを超えて3年ぶり高値となった。感謝祭の週は例年は市場の活動水準が下がるが、今回は高い売買高を維持している。

  セテラ・ファイナンシャル・グループのジーン・ゴールドマン最高投資責任者(CIO)は、「人々は短期を無視して買いに動いている。長期的な楽観を優先し、短期のニュースは何も材料視していない」と述べた。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して下落。リスク選好が強まったほか、原油相場の上昇でノルウェーなど資源国の通貨が上昇した。ニュージーランド・ドルは米ドルに対し1%余り上昇、2018年以来の0.7米ドルに達する場面があった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ドルは対円では0.1%安の1ドル=104円44銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.1892ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で急落した3月以来の高値水準となった。米政権移行プロセスの開始とワクチンを巡る見通しの改善を背景に楽観的なムードが強まった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は1.85ドル(4.3%)高の1バレル=44.91ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は1.80ドル高の47.86ドル。ともに3月5日以来の高値となった。

  ニューヨーク金先物相場は続落。新型コロナウイルスのワクチンを巡る明るいニュースや好調な経済指標に加え、バイデン次期米政権への正式な移行プロセスが始まったため、安全な逃避先としての金の魅力が薄れた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1.8%安の1オンス=1810.90ドルと、7月以来の安値で終了した。

原題:Dow Average Tops 30,000, S&P 500 Jumps to Record: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Falls as Commodity Currencies Catch a Bid: Inside G-10(抜粋)

Oil Hits March High With Transition Stoking Rally Across Markets(抜粋)

Gold Tumbles to Four-Month Low as Biden Begins Formal Transition(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)
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